「関西クラシック音楽情報」・・・アーティストのページ (03.9.9 更新)


 大植英次(おおうえ えいじ)

photo  2003年より朝比奈 隆の後任として大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任、世界的な期待と注目を集めている。また、1998年よりハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーの首席指揮者に就任、ヨーロッパ各地と南米で演奏旅行を行い、高い評価を得た。2000年からはハノーファー音楽大学の終身正教授も務めている。

 広島生まれ。桐朋学園で斎藤秀雄に指揮法を師事。1978年アメリカに渡り、小澤征爾の招きでタングルウッド・ミュージック・センターに学び、同年ニューイングランド音楽院指揮科に入学。タングルウッドでレナード・バーンスタインに出会い、以後世界各地の公演に同行、助手を務めた。ほか、ラリー・リヴィングストン、クラウディオ・アバード、コリン・デイヴィス、クルト・マズアに師事。

 バッファロー・フィル準指揮者を経て、1991年から95年までエリー・フィルの音楽監督を務め、同団の実力を飛躍的に向上させる一方、活発な地域活動を行い全米で評価された。1995年から2002年まで名門ミネソタ管の第9代音楽監督を務め、世界各地へのツアー、CD録音などで、世界中の脚光を浴びるようになった。1997年から今年まで、アメリカ、ワイオミング州で毎年夏に行われるグランド・ティートン音楽祭で音楽監督を務め、同音楽祭管弦楽団を世界的水準にまで高めた。

 客演指揮は、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、フィラデルフィア管、ドイツ各地の放送交響楽団、ミュンヘン・フィル、ベルリン・ドイツ響、ロンドン響、オスロ・フィルなど欧米の主要オーケストラで行い、絶賛を博している。2005年には、新演出の「トリスタンとイゾルデ」で、日本人指揮者として初めてバイロイト音楽祭で指揮することが決定した。

(2003年9月現在)

  *資料提供は大阪フィルハーモニー交響楽団
   この内容を印刷物に使用するときは,かならず大阪フィルハーモニー交響楽団(06-6656-7711)までご連絡下さい.



大阪フィルハーモニー交響楽団のページへ戻る
ホームページへ戻る