「関西クラシック音楽情報」・・・アーティストのページ (01.9.23更新)


 飯守泰次郎(いいもり たいじろう)

photo 1962年,桐朋学園短期大学音楽科(指揮科)を卒業,同時に藤原歌劇団公演「修道女アンジェーリカ」にてデビューを飾る.1966年ミトロプーロス国際指揮者コンクール,1969年にはカラヤン国際指揮者コンクールでともに第4位入賞.
国内では1972年から76年まで読売日本交響楽団指揮者,国外では1970年から現在に至るまでバイロイト音楽祭の音楽助手として数々の歴史的公演に加わると同時に,ブレーメン,マンハイム,ハンブルク,レーゲンスブルクの各歌劇場に指揮者兼コーチとして籍をおいた.エンスヘデ市立歌劇団第一指揮者を経て,1979年にはエンスヘデ市立音楽院オーケストラ指揮者(現在オーケストラ顧問)となり現在に至っている.

最近は,全国主要オーケストラとの定期演奏会および各種演奏会で共演を重ね,情熱的な音楽創りでいずれも好評を得ている.ヨーロツパの歌劇場で積み上げてぎたオペラに対する深い造詣,特にワーグナー作品を積極的に日本楽壇へ紹介してきた功績には特筆すべきものがある.

1993年4月より1998年3月まで,名古屋フィルハ一モニー交響楽団の常任指揮者を務め,在任中に,ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」(抜粋・演奏会形式),楽団創立30周年記念演奏会(名古屋・東京)などを次々に成功へと導き話題を集めた.東京での30周年記念演奏会をライブ収録したCDは,1996年度文化庁芸術作品賞を受賞している.1997年9月から東京シティ・フィルハ一モニック管弦楽団常任指揮者,2001年1月から関西フィルハ一モニー管弦楽団常任指揮者.
本年3月,第32回(2000年度)「サントリー音楽賞」を受賞.

  *資料提供は関西フィルハーモニー管弦楽団
   この内容を印刷物に使用するときは,かならず関西フィルハーモニー管弦楽団(06-6577-1381)までご連絡下さい.



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