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Chit Chat #1
ダイナーの椅子について
S「ダイナーの椅子って、何だか落ち着くよな。」
D「同意を求めるんじゃない。」
S「ダイナーの椅子、嫌い?」
D「好きとか嫌いとかいう問題じゃない。俺がどう思おうと、ダイナーの椅子で寛いじゃいけないんだ。」
S「そう言ってる割には、随分寛いでるように見えるんだけど。」
D「俺が寛いでるように見えるのは、気のせいだ。」
S「はいはい、気のせいってことにしときましょう。」
D「お前にも説明しとかんとな。ダイナーの椅子で客が寛いでしまったら、どうなると思う?」
S「どうなんの?」
D「ダイナーの儲けが減る。」
S「……ああ、なるほどね。わかった。」
D「もうわかったのか? 全部説明しなくても。」
S「ああ、わかった。客回転が悪くなるってことだろ?」
D「専門用語で言うと、そういうことだな。」
S「何、残念そうな顔してんだよ? 説明したかった?」
D「いや、断じてそんなことはない。むしろ説明をする手間が省けて助かったと思ってる。」
S「ここのダイナーも、儲け少なそうだもんな。」
D「いきなり話を変えたな?」
S「そう?」
D「まあ、いいだろう。確かに、余計なお世話かもしらんが、儲けは少なそうだ。」
S「俺たちのせいでね。」
D「俺たちだけのせいじゃないだろう。突き詰めてみれば、椅子のせいだ。」
S「落ち着いてて申し訳ないって感じだな。何か追加オーダーしようか。」
D「俺はコーヒーのお代わりがあれば、それでいい。」
S「メニュー取って。……どうも。」
D「リッチだな。」
S「リッチなわけない。」
D「ボーナス入った?」
S「入ったけど、出てった。」
D「ああそう。」
(沈黙しばし。)
S「そう。」
D「テリーのことだけどさ。」
S「誰?」
D「テリー。」
S「だから誰。」
D「お前んちの真下の左4つ隣。」
S「他人だな。」
D「だからテリーだって。」
S「あんたにとって名前がついてる奴は皆友達か?」
D「なわけない。」
S「だよな。」
D「それでテリーがね。」
S「だから誰よ?」
D「頭のてっぺんにさ、コウノトリの巣みたいなもん乗っけてる。」
S「ああ、鳥ババア。」
D「何それ?」
S「鳥ババアだよ。ゴミ出しの日にさ、卵の殻ばっかりゴミ袋一杯出すんだぜ、鳥ババア。何に使うんだよ、1グロスもの卵。」
D「……それとテリーと何の関係が?」
S「テリーって。」
D「男だけど。」
S「男なのか。じゃあ鳥ババアは男ってことか。鳥ジジイ?」
D「テリーと鳥ババアは別人なんじゃないか?」
S「そう言われてみれば、鳥ババアは頭に巣なんか乗っけてなかったな。」
D「テリーがゴミの日にゴミを出すとは思えんしな。」
S「ゴミはゴミの日に出せよ。」
D「それはテリーに言ってくれ。」
S「だから、俺はテリーが誰なんだかわかんねえんだって。」
D「だからテリーはテリーだよ。頭にコウノトリの巣みたいなもん乗っけてる。」
S「コウノトリの巣ってどんなんだ?」
D「コウノトリの巣が厳密にどういうものだか知ってたら、鳥類学者になれるぞ。」
S「コウノトリってあれだろ、赤んぼ運んでくるやつ。」
D「と、子供たちの間ではデマが流れているようだな。」
S「デマだったのか?」
D「何、お前、信じてたのか? いいか、大人の男としてよーく聞けよ。赤んぼってのはな、コウノトリが運んでくるんじゃなくて――」
S「違う違う、俺だって赤んぼがどこからどうして産まれてくるかは知ってるよ。俺が言いたいのは、あれが作り話じゃなくてデマだったのかってことで。」
D「デマも作り話も同じようなもんじゃないか。」
S「じゃあ、そのデマは誰が流し始めたんだ?」
D「言っておくが、テリーじゃないと思うぞ。俺でもないし。」
S「俺もそんなデマは流しちゃいない。それで、テリーがどうしたんだって?」
D「ボーナス、現物支給だったって話してた。」
S「そのテリーとやらは何の仕事してんだ?」
D「さあ。」
S「じゃ何を貰ったんだって?」
D「それも聞いてない。ただ、現物支給だったって聞いただけだ。」
S「まさかコウノトリの巣を半年分貰ったんじゃないだろうね。」
D「あり得る。毎日、コウノトリの巣みたいなもん頭に乗せてるわけだしな。替えのコウノトリの巣みたいなもんも必要だろう。」
S「ちょっと待て、それはコウノトリの巣なんじゃなくてコウノトリの巣みたいなもんなのか?」
D「コウノトリの巣だったとしたら、奴の頭の上にコウノトリがいなきゃならなくなっちまうだろう? だから飽くまでもコウノトリの巣みたいなもん、なんだ。」
S「コウノトリ以外の鳥の巣みたいなもんじゃいけないのか?」
D「ツグミの巣よりは大きいし、ダチョウの巣よりは小さい。」
S「何かい、世の中にはツグミとダチョウとコウノトリしかいないのか?」
D「オウムもいるさ。ニワトリもね。それから、七面鳥だろ。ハト、アヒル、ガチョウ、カモ、アイガモ。」
S「食用ばっかだな。」
D「オウムって食えるのか?」
S「食って食えないことはないと思うけどな。病気持ってそうだ。オウム病。」
D「あれは、肉食って感染するもんなのか?」
S「焼けば平気なんじゃないかな。」
D「なんだ、おどかすなよ。」
S「食ったのか? オウム。」
D「いや、俺は食ってないよ。ダイアンちの猫が食ってた。」
S「ダイアンって誰?」
D「うーん、説明が難しいな。」
S「じゃいいや。テリーが誰かってのさえわかってないんだからな。」
D「あ、そうそう、ダイアンはテリーの前のかみさん。」
S「ちなみに、テリーの今のかみさんってのは誰?」
D「ダニエラ。イニシャルが同じなんでだいぶ節約できたって言ってた。」
S「ダニエラ? いつもヘソ出してるあのダニエラ?」
D「いつもかどうかは知らんが、結構な割合でヘソが出てるかもしれんな。」
S「俺知ってるよ、そいつ。」
D「そりゃ知ってるだろう。同じアパートの住人なんだし。お前がテリーを知らないってのが問題なんだ。テリーだってダイアンだってダニエラだって、お前のこと知ってたぞ。」
S「何で俺の知らない所であんたが俺の知らない奴と俺の話してんだよ?」
D「世の中、そんなもんじゃないか?」
S「そんなもんなのかもしれないけど、俺は不愉快だ。」
D「そうか? 俺は比較的愉快だな。」
S「だから不愉快なんだって。……話は戻るけど、ダイアンちの猫、オウムを焼いて食べたのか?」
D「猫がオウムを焼いて食べるわけないだろう。生で食ってたよ。でもな、その後で猫を焼いて食ってる奴がいてさ。」
S「はあ? 猫を?」
D「誰だかは知らんが、ダイアンちの猫を捕まえて、絞め殺して、皮剥いで、焚き火で焼いて食ってた。」
S「あんた、それをずっと見てたのか?」
D「ずっとじゃないけどな。5分に1回ぐらいは見た。気持ちのいいものじゃないね。」
S「見てないで止めろよ、途中で。」
D「やだね。だって、すごい大男だったんだぜ。下手に止めに入ったら、こっちが食われちまうかもしれないし、止めたって、死んだ猫は生き返らない。オウムもな。」
S「あんたは食われないだろ。」
D「わからないぜ。猫を食うような奴は、人間だって食うかも。」
S「あんたなら大丈夫。焚き火に入りきらない。」
D「焚き火はサイズの調整自由だろ。」
S「あんたサイズの焚き火なんてやったら、消防車来るわ。」
D「その場合は、こう叫ぶ。助けてファイアーメーン!」
S「うるさい。静かにしろ、夜中なんだから。それに、焚き火に入ってる時点で死んでるぜ。」
D「……そうだな。その前に呼ばなきゃな。」
S「その場合は、ファイアメンよりポリスメンだけどな。で、知ってる奴なのか。」
D「だからダイアンの猫。お前んちのドアでよく爪研いでた、チビのキジトラ。」
S「違うよ、俺が聞いてるのは食ってた奴。……って、俺んちのドアの傷は、それだったのか!」
D「知らないよ。いくら俺が事なかれ主義だって、さすがに知ってる奴が猫焼いて食ってたら、救急車を呼ぶか、そっとしておくよ。」
S「なぜ救急車? なぜそっとしておく?」
D「最初の質問に対する回答。俺の友達に普段から猫を食う奴はいないので、その場合は『気が触れた』と判断するのが妥当と思われるため。」
S「納得できる回答だな。後半は?」
D「俺の窺い知れない深いところで、ダイアンに恨みを持っての犯行と思われるため、犯人の気持ちを慮って。」
S「慮るなよ。あんた、ダイアンの友達なんだろう?」
D「いや、友達ってほどではないんだけどね。」
S「俺の噂話する程度には友達なんだろ?」
D「それはね、まあね、社交辞令も含めてだ。」
S「社交辞令に俺を使うな。」
D「怒るなよ。」
S「……畜生、あんたがグリルの話なんかするから、腹が減っちまったよ。追加注文していい?」
D「グリルって、焼き猫と焼いた俺のことか? 変わってるな、お前の食欲中枢。」
S「さっき食ったもんが軽かったから。」
D「何食ったっけ?」
S「30分前のことをもう忘れたか。ミント・ジェリーとバニラのシェイク。」
D「そうだった。悪趣味すぎて海馬から叩き出してたわ、それ。」
S「ウェイトレス呼ぼう。おーい。」
(2人、一方向を見つめ、アピール。しかし、ウェイトレス現れず。)
S「耳が遠いのか、あの子。それとも、この時間帯、客はシカトか?」
D「いや、聞いてないだけだね。」
S「何でだよ、聞いててくれよ、頼むよ。」
D「ヘッドフォンついてるもん。」
S「あり得ない。」
(D、一瞬席を立ち、戻る。)
(ヘッドフォンをつけたウェイトレス、シャカシャカ漏れる音と共に、ノリノリで現れる。)
D「聞こえてる?」
(ウェイトレス、激しくヘッドバンキンク。しかしDに頷いているわけではない。)
S「ダイエット・ペプシと――」
(言いかけるなり、Dのカップにコーヒーのお代わりを注いで帰ろうとする。)
S「待って! 待って!」
(S、ウェイトレスのスカートの裾を掴む。)
W「ノー!」
(ウェイトレス、Sの手を振り払う。)
S「ごめんごめん、オーダー取ってほしかったの。オーダー!」
(ウェイトレス、納得したように、ポケットから伝票を取り出す。しかしヘッドフォンはそのまま、腰でリズムを取り、頭も振っている。)
S「チキン・グリルのライス添え。ライスには、テリヤキソースね。」
(ウェイトレス、頷いて書き留める。)
S「あとダイエット・ペプシ。」
(ウェイトレス、頷いて、Dのカップにコーヒーを足し〔コーヒー、零れる〕去る。)
D「通ったと思うか?」
S「信じたいね、俺は彼女を。」
(D、コーヒーを一口啜る。)
(Chit Chatのロゴが、画面右から左へ走る。軽快な音楽。)
D「チキン・グリルに添えるべきものはライスでいいんだろうか?」
S「コーヒー零してるぞ。」
D「いいんだよ、俺んちじゃないんだし。」
S「よかないだろ。くそ、紙ナプキンもタオルもない。おーい、オネエさん、何か拭くもん!」
D「……聞こえてないな。」
S「ああ、くそ。」
(S、席を立ち、カウンターの上にあったダスターを持ってきて、テーブルの上を拭き、びしょびしょのダスターをカウンターに投げる。)
D「お前、いい奥さんになれるな。」
S「ならねえよ。」
D「俺はポテトであるべきだと思うんだがどうだろう?」
S「何が?」
D「チキン・グリルに添えるべきもの。」
S「何だっていいよ。」
D「ハンバーガーでもいいのか?」
S「そりゃヘビーなプレートだ。」
D「ヘビーと言えば、テリーだよな。」
S「なぜ?」
D「そりゃあお前、テリーだからさ。テリーを見れば誰だって『ああ、ヘビーだな』って思うだろう?」
S「頭にコウノトリの巣みたいなもん乗せてる男がヘビーなのか?」
D「少なくとも、乗せてないよりはヘビーだ。」
S「チキン・グリル、作ってくれてんのかなあ?」
D「話を聞け。」
S「聞いてるよ。テリーがヘビーだってことだろ?」
D「ああ、再婚したってだけでかなりヘビーだ。」
S「ダイアンに慰謝料払ってんのか?」
D「さあ、そんなプライベートなことまでは知らん。」
S「お、何か来た。」
(ウェイトレス、Sの前にグラスを置いて去る。)
D「よかったな、オーダー通ってて。」
S「俺の祈りが通じたのかな。」
(S、一口飲む。)
S「くそ!」
D「どうした? ソイソースだったか?」
S「ソイソースよりはマシだけど、くそ、ただのペプシだ。ダイエット・ペプシって言っただろうが。」
D「バニラシェイク頼む奴だから、ただのペプシでいいと思われたんじゃないか?」
S「俺はダイエットしてるわけじゃなくて、ダイエット・ペプシの味が好きなの。」
D「じゃあ、その主張をウェイトレスに伝えてこいよ。」
S「言われなくたって、そうさせてもらうさ。おーい、オネエさん! オーダー違ってるぞ! おい! 聞こえてんのか! 聞こえてねえよ、くそ。」
D「では、俺が優雅にウェイトレスを呼んでやろう。」
(D、ゆったりとした動作で手を挙げる。その手を振る。次第にアクションが大きくなる。最後には指笛を吹く。)
D「来たぞ。」
S「優雅じゃなかったけどな。」
(ウェイトレス、コーヒーサーバを手にやって来て、Dのカップにコーヒーを注いで去る。)
S「くそ! あのウェイトレス、俺のこと嫌いなんだな。」
D「そして俺のことが好きらしい。」
S「じゃあ、たんまりチップ弾んでやんな。」
D「いや、チップを弾んでやるほどのことはしてもらってない。」
S「……チップの話はやめよう。既視感が俺を不安にさせる。」
D「お前、病院行った方がいいぞ。」
S「俺も時々そう思う。」
D「頼むから、猫は食うなよ。俺を食うのもやめてくれ。」
S「食うわけねえだろ。全部食うのに1週間ぐらいかかりそうだよな。」
D「早くチキン・グリル来てくれないと、俺が食われちまいそうだ。」
S「だから、人間は食わないって。猫も。オウムも。」
D「わかってるさ、冗談だ。」
S「マジ腹減ってきた。」
D「ペプシ飲んで、腹ごまかしてろよ。」
S「ペプシとコーヒー、交換しない?」
D「嫌だ。俺はコーヒーが好きなんだ。」
S「……もしかして、テリーってペプシ好き?」
D「ああ、よくラムペプシ飲んでる。何でお前、テリーのこと知らないくせに、そんなこと知ってんだ? もしかしてエスパー?」
S「ダニエラがよくペプシ提げてるから。」
D「ダニエラが? そりゃあり得ん。」
S「何でそう言いきれるんだ?」
D「ダニエラは家の買い物をするような女じゃないからな。そしてダニエラはペプシが嫌いだ。テリーがラムペプシを飲んでいる時も『オエッ』って言ってるぐらいだ。以前、ペプシの匂いを間近で嗅いで、本当に吐いたことさえあった。」
S「それじゃ、あの女はダニエラじゃない?」
D「もしくは、別のダニエラか。……いや、ちょっと待て、お前んとこのアパートで、年中ヘソ出してて、ペプシ抱えてるのは……えーと何て言ったっけかな、ダークブロンドで浅黒い肌した、化粧の濃い子だろ?」
S「そうそう、それ。ヘソ出してんのに年中ブーツの。」
D「ルシンダだ! 最上階のヴェッキオーニさんの愛人の。」
S「……何であんた、うちのアパートの住人についてそんなに詳しいわけ?」
D「ま、いろいろあってね。しかし、ルシンダはあのアパートの住人ってわけじゃない。通ってるだけだ。」
S「ヴェッキオーネ?」
D「ああ、ヴェッキオーネ。お前、もしかしてヴェッキオーネも知らないのか?」
S「まーったく存じません。」
D「信じられない一匹狼だな、お前。ヴェッキーを知らないなんて。」
S「ヴェッキーっていうのか。」
D「いや、言ってみただけ。」
S「ああわかった。ヴェッキオーネってあれだろ、ガガンザ・ランドリーの隣のサンドイッチ屋。」
D「違うよ。サンドイッチ屋じゃない。」
S「いや、サンドイッチ屋だろ。俺、昼に買ったことあるもん、ビール。」
D「お前がビール買ったことある所は、すべからくサンドイッチ屋?」
S「酒屋でも買うぞ。」
D「あそこは、あれだ、ほら。」
S「何。」
D「ほら、イタリアの。」
S「だから何。」
D「スリッパみたいなパンに、カマンベールとか挟んである。」
S「サンドイッチだろ。」
D「それ、イタリア語で。」
S「サンドイーチ(イタリアっぽい発音で)。」
D「違うって、パンニーノ? パニーノ?」
(そこにウェイトレス登場、テーブルに、皿を投げ出してすかさず去る。)
S「あ、オネエさん、俺のペプシ……。」
(差し伸べた手を、がっくりと下ろすS。)
D「なあ。」
S「うん?」
D「これ……チキンか?」
S「え?」
(皿を覗き込む2人。皿の上には、茶色の小山が。)
S「これって……。」
(S、メニューを捲る。)
D「マッシュルームのフライだな。」
S「……だな。」
D「抗議するか。」
S「いや……いいよ。」
D「何で?」
S「いや、次に何か言っても、チキンは来ない気がするんだ。永遠に(遠い目)。」
(そこにウェイトレス登場。期待に満ちた視線を送るS。ウェイトレス、2人に向かって肩を竦めた後、抱えたボールから、でかいスプーンでマッシュルームの上にタルタルソースを投げつける。ベチャッと皿に張りつくタルタルソース。1/3はテーブルに叩きつけられている。ウェイトレス、肩を竦めて去る。黙って皿を見つめる2人。そこに、ウェイトレス戻ってくる。Dのカップにコーヒーを注いで去る。コーヒーも半分以上こぼれてタルタルソースと一体化。)


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