車売却時のキズや凹みでどれくらい減額されるの?基準と対策方法

車のキズ

買取査定の基本は、日本自動車査定協会『中古自動車査定基準及び細則〔T〕』によって決められていて、減点方式で採点されていきます。
なので車の傷や凹みがあったらその分が減点され、車買取で損になるという事は考えられます。

 

 

キズや凹みの判断基準は、『中古自動車査定基準及び細則〔T〕』の「車両本体の評価」に書かれています。
そこから抜粋した項目がこちらです。

 

査定区分 傷や凹みの状態 点数
修理 爪の引っかからない薄い擦り傷、タールの付着、水垢 -5
塗装 カードサイズ以下(1〜9cm) -10
A4サイズ以下(9〜30cm程度) -10〜-20
A4サイズ以上(30cm以上) -15〜-40
板金 A4サイズ以下(9〜30cm程度) -15〜-50
A4サイズ以上(30cm以上) -20〜-80
交換 該当部品の交換、または、パネル面積の1/2以上の板金 -65〜-180

 


減額相場は爪の引っかからない薄い擦り傷やタールの付着、水垢程度であれば、-5点程度の減点で、1点は1000円程度なので5000円の減額と考えると良いでしょう。
塗装の剥がれのようなものはサイズで異なるのですが、-10点〜-40点程度の減点になります。

 

車のキズや凹みは修理に出してから査定してもらったほうが良いのか

車の修理

減点方式ということは、傷などがあればあるほど減点されるということにはなりますが、傷があるから修理に出すのは厳禁と考えた方が良いでしょう。
理由は修理費用の方が高くつくという事が考えられるからで、査定の方が修理代よりも高くなるという事はまずないと考えた方が良いからです。

 

修理代は基本的に人件費がほとんどということになりますから、傷のある場所を全て修理するということになれば、それだけの費用が全て請求されるという事になるので、まず査定による減額料金よりも安くなるという事は考えられません。

 

自分でキズや凹みを修理してみようと思うんだけど、それで査定アップになるのか

車の修理を自分で

自分で修理をするのはどうかというと、これもあまりお勧め出来る方法ではありません。

 

プロというのであれば、別ですが、素人が変に修理をすると返って傷が大きくなる事もあれば、増えてしまうという事もあります。
かえって傷が目立つという事も珍しい事ではありませんから、素人が下手な修理をして良くなるという事はまずないと考えましょう。

 

板金修理などでプロの方が簡単にしているように見えることもあるかもしれませんが、あれはプロがしているから簡単に見えるというだけの事で、素人が安易にして出来るような事ではありません。
まず失敗して余計にひどくなるというのがおちだと考えて良いはずです。

 

自分で出来る査定アップ方法はこれ

洗車

では、キズや凹みについて自分で査定アップできる方法は無いのでしょうか?
それは綺麗に洗車する事なんです。

 

査定区分「修理」の項目に書いてある、水垢・タール汚れを落とすだけでも -5点減点されなくなるのでぜひやっておくことをおススメします。
市販の水垢落としで洗車し、仕上げにワックスなどのコーテングをしておくだけで約5000円の査定アップが見込めます。

 

さらに車を綺麗にしておくことで、査定士の印象が良くなり査定基準が少し緩くなる可能性もあるかもしれません。

 

 

キズや凹みのある車を高く売るための最良な方法とは

車を高く売る最良な方法

では、傷のある車を高く売るためにはどうすればいいのかというと、出来るだけ多くの業者で査定をして比較をするようにしましょう。

 

査定というのは業者によって異なる基準で車の価値を判断しているものです。
ですから上記のような相場という表現になっているわけで、これは業者によっていろいろと判断基準が違うということを証明していると考えて良いでしょう。
あるところは減点が10点なのに対して、あるところは減点が20点ということになれば、これが査定額に大きく影響するという事はすぐに理解をすることが出来るはずです。

 

そして、業者によって販売力が全く違うという事を考えておく事も必要です。

 

結局のところは査定額というのはその業者がその車をどれだけの値段で売る事が出来るのかという事を見積もった数字という事になります。
実際にはその価格から業者の利益が引かれて、その額が示されるということになるわけですが、その時に参考になるのが、これらの点数だという事になると良いわけです。

 

新品で誰も使用していない状態であれば、市場価値はまるまるある状態で評価されるという事になるはずですが、傷などで様々に減点されて概略の価値が決まって、後はその業者の販売力によって大きく査定額が異なってくるという事になるわけです。

 

車販売力の例

例えば、海外に強い販売網を持っている業者で、中古車販売に強いネットワークがあるというところであれば、傷などの減点はそれほど多くないというように考える所もあります。
ですが、このような業者も常に利益が最大になるように査定額を出してくるので、競合する所があるのかないのかによって査定額が異なるケースというのがかなりあるわけです。

 

競合する所が無いという事になれば、出来るだけ安く買い叩くという事を業者はしてきます。
これは業者としては当然の事で、利益を出すためにビジネスをしているわけですから、自分達の利益が少なくなるような事はしません。

 

ですから、競合しているところがあるのか無いのかという事は、極めて重要なことであり、競合しているところがあった時に、初めて自分達が利益を出せる範囲で査定額をあげるという事を業者はするという事です。

 

これが理解できれば、出来るだけ多くの業者で査定をすることの重要性が理解できるはずです。
これはある意味では業者との駆け引きだと考えた方が良いかもしれません。
ボランティア活動で業者は買取ビジネスをしているわけではありませんから、常に駆け引きの中でビジネスをしている事を考えておく必要があります。

 

また、傷などの修理に関して独自の工場などを持っていて、圧倒的な技術を持っていてたいていの傷を修理してしまう事が出来るというところもあります。
そのようなところでは、傷などの減点を甘くする事も出来るようなところもあるでしょう。

 

どこが販売力があるところなのか、どこが修理などが上手く出来る所なのかというようなところなのかという事は、誰にもわかりません。
そのような事を公開しているところはありませんから、その力が出てくるのが査定だと考えるといいかもしれません。

 

そして競合するところがないということになれば、極めて厳しい査定が出てきますが、競合する所があれば、業者として利益が出るマックスで勝負をしてくる事になるというわけです。
何故なら買取が出来なければ利益を出すことも出来ないからです。


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