当合唱団の前身『マタイ研究会』は、1987年5月のサントリー・ホールでのマタイ受難曲の演奏会でD.ヘルマン先生と出会いました。
指揮 ヘルマン先生、福音史家 E・ヘフリガー先生、音楽監督(故人)が井形景紀先生でした。

 井形先生逝去後、マタイ研究会は解散を余儀なくされましたが、1年半あまり後、ヘルマン先生から「合唱団をお作りなさい。指揮者は紹介するから。」とのお言葉をいただき、1998年10月、元メンバー12名が集まり新合唱団の結成に至りました。 その時ご紹介いただいたのが、現在まで指揮をお願いしている渡辺善忠先生です。  

さらに、マタイ研究会でご一緒させていただいた小川明子さん(アルト)、松田昌恵さん(ソプラノ)、浦野智行さん(バス)、オーケストラの大西律子さん(第一ヴァイオリン)らの全面的な協力をいただくこともでき、翌年3月第一回演奏会を成功させることが出来ました。そして、いまでは、50余名の団員を擁する合唱団に成長することができました。


D.ヘルマン氏が当合唱団に贈ってくださった言葉
「J. S. バッハを中心とした音楽の遺産をごく自然に感じその精神性を豊かに感じられるように、
私たちはベストを尽くすことが必要である。
高い目標を持って努力することの必要性、そして演奏を通じてJ. S. バッハを中心とした遺産へのより深い理解と正しい評価に役立つことを希望する」

(名誉音楽監督:故ディートハルト・ヘルマン先生
(元国際バッハ協会会長))