「やってみたいけど、難しそう」「どんな練習をしているの?」など、
いろいろな疑問に団員のみなさんがお答えします。

●費用はどのくらいかかりますか?
毎週土曜日の練習でひと月¥4,000です。 (学生さんは半額の月¥2,000です。)
 他に、最初の月には入団費として¥1,000、また演奏会ごとに参加費の負担があります。
 ※演奏会費は、曲目や会場により異なりますが、おおむね¥30,000前後となります。


●演奏会ごとに衣装代がかかったりするのでしょうか?
衣装は特に作りません。
男声は黒いスーツに蝶ネクタイ、女性は白いブラウスに黒いスカートかパンツを着用します。

●家族割引とかありますか?
レッスン代は割引なしですが、演奏会のチケット分担は割引しています。

●楽譜が読めないのですが大丈夫でしょうか…?
ピアニストが、パートごとの音取りのCDを作成してくれていますので、大丈夫です。
入りたての頃には、楽譜を逆さまに持っていた人も居たとか居ないとか…。
もちろん、楽譜の読める先輩もたくさん居ますので、困ったときにはきっと助けてくれるはず!

●音域が狭いので、無理ではないですか?
毎回練習のはじめには、発声練習を行っています。 ハーモニーの訓練にもなり、音域を拡げる訓練にもなります。 合唱練習の指導を行っている小川明子先生(アルトのソリスト)の 発声練習は団員に好評で笑い声が絶えません。小川先生によると 「訓練すれば楽に音域を拡げることができますよ」とのことです。(by A.K)

骨盤から順に下がって、足首まで緩めましょう。(低音域)
体腔を広げて、頭が引き上げられる感じにリラックス。(高音域)
目の周りの表情筋を使うことで、空間的な余裕ができ、声が伸びるようになります。 トレーニングであなたの声の可能性を引き出しましょう。

●希望のパートにつくためのオーディションなどはありますか?
オーディションはいっさいありません。
ご希望のパートがあれば、原則そちらに従います。
合唱未経験でご自分のパートがわからない、という方も、先生が声を聞いて、適切なパートに振り分けてくださいます。

●ドイツ語はやったことがないのですが、難しくないですか?
一見ドイツ語の発音は難しそうに見えますが、英語の発音に くらべればやさしいといえます。きまった文字のつづりには きまった発音しか対応しないからです。英語みたいに文字の 通りではない発音が多い言語とは様子がちがうようです。

団では小川明子先生がウィーンに留学した経験を生かして、 ドイツ語での発音練習を行っていて、成果をあげています。(by A.K)

ドイツ語はメリハリがあって美しいコトバだと思います。
韻を踏んだ短い詩を旋律に合わせて歌いますが、カンタータで使われる単語は多くないのでぜひTRYしてみてください。 (by Y.S)

●カンタータってなんですか?
カンタータ cantata(伊、英) cantate(仏) Kantate(独)
一般にオーケストラ伴奏のついた声楽曲のことをいいます。 歌詞は宗教的なもの(教会カンタータ)と世俗的なもの(世俗カンタータ) とがあります。オペラと違うのは、演技や舞台装置がないことです。 アリア、レチタティーヴォ、重唱、合唱などで構成され、ヴォーカルの多様な魅力を楽しむことができます。
 J.S.Bach(1685‐1750)が作曲した教会カンタータは約200曲もあります!

●なぜBACHなんですか?
たいへん難しい質問ですね。Bachの音楽、声楽曲が好きな人たちが この合唱団に参加してきています。ここではとある団員の趣味という観点 からお答えしたいと思います。

 『大学(工科系)に入ってから偶然に、クラシック音楽を聴くことに なりました。Beethovenの交響曲や弦楽四重奏曲に関心があり、やがて J.S.Bachの器楽曲のレコードを聴くようになりました。管弦楽組曲、 ブランデンブルグ協奏曲、無伴奏バイオリンソナタ、などです。

 その頃に1冊の本との出合いがありました。角倉一朗先生「バッハ」です。 この本は新しいバッハ研究の観点から、バッハの生涯と作品の紹介をとりあげた 名著と私は思います。私のマタイ受難曲に対する憧れの気持ちが育まれたようです。 合唱の経験もなく、楽器の演奏もできない私でしたから就職してからは上記の レコードやCDを聴くだけでした。

 転機が訪れました。1992年10月の日本経済新聞の文化欄に、毎年マタイ受難曲 を演奏している団体(マタイ研究会)の紹介記事がのっていました。私はその記事を読んで、すっかり舞い上がってしまい、さっそくその団体の責任者の先生に電話しました。

「私は合唱の経験もなく、楽譜も読めませんが入れるでしょうか?」と。 「とにかく来なさいよ」とその先生は言われました。

指定された11月の日に 私は練習会場に行き、その場で入会させていただきました。その先生が井形景紀 先生でした。毎週の合唱練習の度に深い感動を覚えました。Bachの声楽曲との すばらしい出会いでした。

 「Bachの曲を理解するためにはその曲の演奏に参加しなければなりません」 とは、井形先生の言葉で忘れることができません。Bachの曲には深い感動があります それが私達をひきつけるのではないでしょうか?』(by A.K)
バッハにはまった方の知識コレクションです(川口バッハハウス)

●バッハしか歌わないのですか?
いいえ、そんなことはありません。
これまでにはヴィヴァルディやメンデルスゾーン、ヘンデルの音楽にも挑戦しています。
詳しくは『演奏会の記録』のページをごらんください。
『WEBコンサート』もぜひどうぞ!私たちのこれまでの演奏を聴いてみてください。

●練習日以外はどんな練習をしていますか?
団員のみなさんは一人一人がその人に合った練習をしているようです。

『ピアノが弾ける人はそれで音程を確認して自宅で練習しています。
家族の方がピアノが弾ける人は家族の協力を得て練習しています。
私のようにピアノ伴奏が自宅でできない場合は、団で用意したCDや MDの音源に入っているピアノ伴奏に合わせて練習をしています、 これは毎日かかさずに、時間を見つけて行います。電車の中で 楽譜を拡げるのはちょっと勇気がいりますが、その曲のCDや MDを聴いています。』(by A.K)

『最近の喫茶店は7時くらいから開いているのでiPodとともに乗り込み練習してから出勤です。 口ずさんでも大丈夫。ドイツ語の意味や背景を理解することにも興味があります。目標は全暗譜、練習日は自宅で賑やかにやってます。』(by F.S)

『SOHO仕事の合間に30分ほどCDに合わせて練習、ちょっとした息抜きになっています、発音はとりあえずCDを真似しておいて、練習日に確認します。 余裕がでてきたら他のパートを聴けるようになります。 時々ボイトレに舌と体のストレッチをしています。』(by Y.S)

●続けるとどんなメリットがありますか?
・話し声に艶がでるようになります。営業の仕事をされている方には最適です。
・さらに、姿勢がよくなります。軽い猫背などもいつの間にか治っています。
・さらに、ドイツ語の発音練習で「小顔」になります。コジワがふえることはありません。
表情筋を使うので美しくなります。
・そして、人の知らない曲を歌えるという密かな優越感をもてます。
(by Y.S)