カメラータ・ムジカーレ第43回演奏会 ご来場者の声

「ヘンデルとバッハ」

 (プログラムはこちら

 

 

2003年9月28日(日)午後3時 横浜市開港記念会館

 

私にとっては久々の音楽会で、癒されました。なにしろ、このところ音楽会に出かける余裕のまったくない生活をしておりますもので、年に一度の私の贅沢という状態です。聞きながら、この音は音楽療法に使えるな〜なんて考えてしまいました。

本当にいつものことながら、ステキなお仲間、すばらしい演奏で、うらやましい限りです。ほんのひと時、別世界を堪能しました。ありがとうございました。

(C.N.)

最初は皆さん緊張されていたたように感じましたが、チェンバロ協奏曲からは、緊張もほぐれ、のびのびした演奏で、バロックはいいなあと思いを新たにしました。

ビオラ・ダ・ガンバの音は初めて聞きましたが、柔らかい音で、よかったです。また、管楽器の音も柔らかい音で、モダン楽器とはかなり違っていました。一番印象に残ったのは、バロック・オーボエとチェンバロです。バロック・オーボエはモダン楽器より音が丸く、ふわっとした音で感動しました。あういう音ははじめてです。チェンバロは、弾きっぱなしでしたが、バロック時代の演奏には欠かせない楽器ですね。金属的な音がいいですね。

バッハのカンタータも良かったです。久しぶりに生で声楽を聞きましたが、雰囲気がすごく伝わってきました。全体としては、プロの演奏会のような印象を受けました。楽しんでいる姿がよく伝わってきました。久しぶりにのんびりした時間をすごせました。

(Y.T.)

友人と2人で十分楽しみました。ヘンデルの作品6は聴いていて、観ていて、とても楽しかったです。あんな風にお互いに呼吸をあわせられるのが、きっと音楽をする楽しみなんだろうな、なんて分かりもしない想像をしながら、体を揺らしながら、聴いていました。

それからカンタータのアリア、「眠れ、疲れた眼よ」これも素晴らしかった。名曲、良い演奏。それにしても、この曲どこかで聴いたことがあるような・・・。ミサだったかな? それとも気のせいか?友人とそんな話をしながら飲み屋に向かいました。

また解説、とても簡潔で凝縮されていて、これまた感心しました。

(A.H.)

「開港記念館」で音楽を楽しめるとは知りませんでした。バロックは大好きです。しかし「チェンバロ協奏曲」以外は初めて聴く作品ばかりでしたが、プロ歌手はさすが、美しい容姿と豊かな声量で魅了してくれました。

素人でこのような古典を専門に演奏するグループがあるとは、今まで知りませんでした。今後横浜で演奏会を催される際には、また聴きたいですね。

(Zalacain)

これまで山手バロッコのコンサートに2度訪ねていますが、今回の演奏会はスケールが大きくて、素晴らしかったです。割と前の方の、ステージ向かって右に座っていたのですが、ホールのせいか、多くの楽器に囲まれているせいか、チェンバロの音色がいつもより、ずっとずっと小さく聞こえたような気がします(大好きなので、ちょっと残念です)。

ファゴットやオーボエは新鮮で、また、フラウト・トラヴェルソとヴィオラ・ダ・ガンバはいつもながら優しい音色でよかったです。

曲目もよかったです。古楽器の演奏を聴くのが初めての友達を連れていきましたが、感動して、終わった後はもう大騒ぎでしたよ。

また次回を楽しみにしております。(私もハープのほかに何か始めたくなってしまいました!)

(S.H.)

開港記念会館は、もともと浜っ子の私の母(80歳代)と私にとって、横浜の歴史を感じながら、バロック、教会音楽がすきな二人ですから、とても気持ちが洗われるひと時でした。欲を言うと、楽器の紹介を演奏前にしていただけたら、よかったなと思っています。楽器名と実物がはっきりわからないものがあったので。

古楽器の音はやさしく心に響くので、これからも演奏会にうかがいたいです。

(M.F.)

先日は楽しませていただきました。30年も続いているこのグループの存在は、ごく最近知りました。車でNHK-FM横浜で紹介されたのを3日前くらいに聞いて行きました。

演奏は結構楽しみました。もっとリラックスした演奏もと思いましたが、曲目からして、しょうがないのでしょう。

(K.A.)

私が初めてバッハに出会ったのは、小学校5年生ごろ、ピアノの練習曲として「インベンション」を始めたのがきっかけでした。ピアノはやめてしまいましたが、当時も今も、他のソナチネの曲より「インベンション」の方がずっと好きです。シューベルトやショパン、メンデルスゾーンなど数多くの作曲家が特徴的で美しい曲を作りましたが、当時の私にとってバロック音楽は教会の音楽を思わせたのでした。教会の聖歌やパイプ・オルガンの演奏が好きだったので、バッハの曲もたちまち私のお気に入りになったのです。

人それぞれに感じ方は十人十色とは思いますが、バッハの曲は演奏する人も聴く人も何か暖かいものに包まれるような、何かに救われるような印象を受けます。カンタータ「天の主よ、汝を迎えまつらん」はエルサレムに向かう天の王の入城、そして受難を予告する曲との解説でしたが、リコーダーとオーボエの掛け合いで、伴奏のバックミュージックも快いものでした。苦しみの表情よりは、受難を通じて救ってくださったキリストの愛を表現していたのではないかと感じました。

カンタータ82番は、木島さんの歌声が聞けるのを楽しみにしていました。フラウト・トラヴェルソの優しい音色と、木島さんの歌声を良く聴いてみると、音の質が似ていることに気がつきました。オペラのように迫力を追求した歌声とは違い、教会の中に居るときとおなじ安心感を与えられる歌声でした。私も聖歌隊でミサ曲を歌っているのですが、聴いている人に安心感を与え、自分自身も感動を覚えながら歌うことができるようになりたいと、また一つ夢が増えました。

(A.K. 中学生

 

 

2003年10月12日(日)午後3時 自由学園明日館講堂

 

すばらしい演奏を聴かせていただき、有難うございました。ステージと客席の高さのバランスが少し気になりましたが、それを補って余りある演奏会でした。

象牙のトラベルソの音色は特徴があり、素晴らしいですね。よく耳にするのは柘植(つげ)のものが多いかと思いますが、それらに比べて上品な煌びやかさを感じます。2本のファゴットが独奏楽器になる協奏曲は非常に珍しく、それもバロック・ファゴットで聴ける機会はさらに貴重だと思います。そのような貴重な演奏を聴くことができる嬉しさも手伝って、思わず身を乗り出し、口元を緩めながら演奏に身を委ねていました。

オーボエ・ダモーレの音色も良いですね。解説にもあったように改めて”愛”を感じさせる音色に聴き入りました。以前、”ヴィオラ・ダモーレ”のレコードを聴き、また演奏会にも行って、その音色の素晴らしさに感動した記憶があります。オーボエ・ダモーレの演奏を聴きながら、そのようなことも思い出していました。

皆さん、各々演奏がお上手ですが特にリコーダーの方が昨年に比べて一段、お上手になられたと感じました。

ひとつ、古楽器演奏をされる方達共通の課題かと思いますが、ステージに出てから、あるいは演奏の途中でのチューニングの時間をいかに短くするか、が演奏全体の流れ、イメージに大きく影響すると思います。温湿度の微妙な変化にも反応し、チェンバロも含めどんどん音程が変わってしまう繊細な楽器ばかりですので、なかなか難しい問題かと思いますが、いかがでしょうか。

これからも末永く演奏活動を続けていただくことを、カメラータ・ムジカーレの一ファンとして心から切望し、次回の演奏会を今から心待ちにしています。有難うございました。

(T.I.)

盛況でしたね。おめでとうございます。

今回も、私の恐れていた「休憩含めて2時間超」でしたが、「長いな・・・」という気はあまりしませんでした。プログラムがよかったのかな(曲の並び順とか)。各曲の個性を楽しめたような気がします。個人的には、あんまり管楽器がはいらないほうが好きですね。バロックの管楽器は、耳慣れないせいか、聴いていて不安になって落ち着かないものですから。リコーダーはOKなんですけど。

次回もご案内ください。

(Y.T.)

コンサートにご招待いただき、有り難うございました。午後のひとときをワイフと一緒に、ゆったりとした気分で過ごすことが出来ました。

印象に残った演奏者は、ヘンデルの合奏協奏曲作品6を弾いたヴァイオリン、BWV82を吹いたフラウト・トラベルソ、そしてプログラムの後半で活躍したヴィオラ・ダ・ガンバです。拙作のガンバをあんなに良い音で(良い表現で)弾いてくれていい気分でした。有り難う!

敢えて申せば、オーボエのピッチが少々大変そうでした(ヘンデルの合奏協奏曲)。御礼まで。

(S.K. ヴィオラ・ダ・ガンバ制作家

古楽器を近くで聴くチャンスはあまりないので、ずっと続けていらっしゃることは、本当に素晴らしいことと思います。私もバロック・アンサンブルに入っておりますが、バロック音楽はアマチュアが結構その伝承に貢献しているのではないかと思います。ますますご活躍のほど祈っております。

(M.T.)

久しぶりにいい音を聴かせていただきました。ありがとうございました。

20年くらい前に聴いて依頼、2回目ですが、前に聴かせていただいたときよりもずっとよかったように思います。ただ古楽器というのは、音にも形にも風情がありますが、やはり少し聞こえづらいですね。チェンバロなどは、ステージの前面に置くような工夫をしたらどうかな、などと勝手なことを考えました。

歌も素晴らしかった。ドイツ語の響きはこういう歌には、ピッタリですね。また聴かせてください。

(Y.S.)

以前は夫婦でバロックやルネッサンスを中心とした合唱団で歌ったりしていましたが、最近では演奏会に出かけるチャンスもほとんどなくなっていました。久しぶりに生の演奏を聴きましたが、CDなどとは違って、やはりいいですね。演奏している方のエネルギーが伝わってくるのが良くわかります。

会場の明日館ですが、都会の雑踏から歩いて5分の距離に、イギリスのカレッジのような、のどかな場所があるとは思ってもみませんでした(新婚旅行で行った、オックスフォードの町を思い出しました)。洋館の中でのコンサートですが、素敵な演奏でした。ちょっと乾いた響きが古楽に良く合っていたように思います。

曲が進むにつれてノリがどんどん良くなって、聴いているこちらの方も気持ちが弾んできます。以前、歌ったことのあるBWV106のカンタータでは、少し胸があつくなったほどです。アマチュアの演奏会で、こんなに古楽奏法がうまい演奏を聴けるとは思ってもみませんでした。とくに、オーボエの甘い調べとチェンバロのエネルギッシュな演奏、とても良かったです。フルートの演奏も、もう少し長く聴ければ良かったと思います。

次回の演奏会も期待しております。

 (K.H.)

演奏会は、フランク・ロイド・ライトが設計したという木造の古い建物で行われました。礼拝堂にあるような長い椅子に腰掛けて、演奏が始まるのを待っている間、ぼんやりと外の光や木の窓枠をみているだけで、自然と心が落ち着いてきました。

そしていよいよ、黒いシャツを着た演奏者の方々が舞台に出てきて、チューニングが始まりました。皆さん立って演奏されるようで、その臨戦的な雰囲気が、さながら中世の騎士団のようでもあり、芝居が始まるような緊張感です。そして、第一バイオリンの方の呼吸とともに演奏が始まった途端、会場は一気に中世ヨーロッパのサロンと化しました。現代の楽器よりも音が小さくやわらかく複雑で、それは人々がぺちゃくちゃとおしゃべりしているような、明るいクリーム色の音です。特にリコーダーなどの木管楽器の音は、物語が進行していくような楽しい感じがしました。

後半、木島千夏さんのソプラノの歌が入り、それまで楽器だけだった演奏に人間の声が加わったことで、中世貴族の世界から宗教の世界へと、次第に雰囲気が変わりました。その声の先は天国に通じているかと思われるような美しい響きでした。

日曜日の午後、東京でみたヨーロッパ中世の夢のようで、とても楽しかったです。

(F.H.)

みなさん、なんて楽しそうに、愛しそうに演奏するんだろう。それが今回の演奏会のわたしの印象です。比較的こぢんまりとした講堂には、張り詰めた空気や緊張感というよりは、客席をも巻きこんだあたたかな一体感がありました。そして後半の教会カンタータでは、ヘンデルやバッハの時代に生きた人々の豊かさにふれたように思います。毎日せわしなく日常を「こなしている」わたしたちに比べて、教会の行事を通じてではあるけれども、彼らはこのような静かなときを過ごしていたのか、と非常に考えさせられました。

心穏やかになれる時間をありがとうございました。

(S.A.)

秋の午後のひととき、心安まる時間をありがとうございました。小編成あり、大合奏あり、歌もあり、楽しめるプログラムでした。初めて目にした楽器も多いけれど、どの楽器も良い音色ですね。癒し系かな。皆様素敵なお仲間ですネ。

(M.M.)

久しぶりにカメラータ・ムジカーレの雰囲気を味わえて、とても楽しかったです。演奏を初めてお客として聴かせていただいて、以前にお客さんからいただいた感想の内容に納得しました。演奏も雰囲気も、得もいわれぬ温かさと懐かしさを醸し出していて、会場の雰囲気も相まって、とても心地よい演奏会でした。

木島先生が加わると、今度はまたぴしっと引き締まって、その変わり様がまたおもしろかったです。皆様の演奏を聴いてから、バロックバイオリンをまた持ち出してバッハなどを弾いております。

(S.K.、元メンバー)

昔の初期の頃の演奏会は、演奏されている人もちょっと緊張されて硬さがあり、我々も緊張して聴いていましたが、今回を含めて最近の演奏は大変上手になられ、セミプロ級の腕前で安心して聴いていられます。しかし、昔の素人っぽい演奏には、逆にアットホームな暖かさがあり、今思うと懐かしい思い出です。

今回の演奏での第一印象は、新しいメンバーが大勢加わったので、どんな演奏をされるかと思っていましたが、大変スムースで調和しており、長年同じ仲間で演奏されていたような感じで、各人のレベルの高さに驚きました。前回は女性のメンバーが目立ちましたが、今回は女性の方は前面に出ず、後ろにいるためか、華やかさがちょっと薄くなった感じがしました。逆にバロック音楽的な感じになったとも言えますが。それと、新人として中高年の男性が数人参加され、私のような老人にとっては勇気付けられました。

演奏は、白髪の中高年の男性の方がヴァイオリンをゆったり伸び伸びと弾かれているのが印象的でした。それとチェンバロを弾かれた女性の方の演奏は音もきれいで、皆さんの演奏を上手くリードしていて、今回の演奏が聞きやすかったのも、彼女の上手さにあるのかなと思いました。

なお、演奏前に曲の解説を(前半は劇場用、後半は教会用とわかりやすく説明)されましたが、我々のような素人にはよく理解でき、良かったと思っております。今後も、今回のように曲の内容についての説明を細かくしていただくと、聴く楽しみが倍増すると思います。

(K.T.)

長年、楽しく聴かせていただいています。本業を抱えながら、また、たび重なるメンバーの国内外転勤など、数々の困難をも乗り越えながら活動を続け、歳にも係わらず(失礼!若い方もいるし、そうでない方々もヤング・アト・ハートでしたね)未だに精神面のみならず技術的にも進歩し続ける皆さんに、心打たれます。一例ですが、最初は音の出もままならなず、その難しさを認識させるのに貢献していた感もある曽禰さんのトラヴェルソが、今や大曲難曲をものともせず、美しい音色を響かせ、思わずモダン楽器よりも簡単な楽器であるかのごとく錯覚してしまうほどの腕前。もちろん、他の方々も同様。これは逆に他のアマチュア団体から見れば罪かもしれませんが…。

と、少し誉めすぎの感もありますし、その間の皆さんの投資と犠牲(楽器への金銭的投資と時間の投資、家族の犠牲と迷惑など?)も、少なからぬものがあるのでしょう。もちろん、まだまだ技術的課題もいろいろと感じますが、心の欠如した一部のプロの演奏会よりはるかに音楽の真髄に近く、たいへん好感が持てます。時代は少し違いますが、皆さんの活動には本当の「ムジチーレン」を感じます。

技術的向上とメンバーの充実とともに、最近は毎回のプログラム構成にも当初とは比べようもないほどの幅が出て、趣向が凝らされ、ある時は純粋に音楽を楽しませてもらえたり、はたまたソロの超絶技巧に緊張したりと、変化に富み、演奏会の余韻も冷めやらぬ内に「次回の趣向は?」と思わず期待してしまいます。これに金管が入ればと思いますが、それは無理で贅沢な注文ですね。

第43回演奏会は、日頃バロックにもクラシック(かなり広義の)にもほとんど関心がなかった息子が、前回の録音(無断録音ではありませんよ)に刺激されて同行し、物心ついてからほとんど初めてに近いバロックの生演奏に感激していました。今後とも皆様の末永き活動をお祈りするとともに、和田さん・大澤さんの早期帰国・復帰と山本さんの帰京によるフル活動を心待ちにしています。

(O.Y.)