余熱

足りない光を広げてる
言葉が床に散らばる

瞼の裏に隠れて
君の指を束ねた
夜が終わらないように
今日も目を閉じた

糸のない 僕らのこと
雲のない 空のこと

溢れてる優しさが
僕の耳を塞いで
焼きついた君の形が
取れないまま

瞼の向こうで
今日も待っている
期待はずれの太陽は
何時の間に目を閉じた