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"Buried Terror #2" comp. CD


Moloch: 人力ドラムを導入しミドルテンポ主体のBurzumishなスタイルへと移行しつつある最近の作風。しかし半分インプロのような部分もあったりと、相変わらず独りブラックらしく自由奔放な部分も維持しています。今年発売予定のEPからの専攻トラックのようです。

Borgne: Enoid他のメンバーによる独りブラックメタル。おどろおどろしく不気味なフレーズを奏でるキーボードと、ノイジーにかき鳴らされるダークで不穏なリフとが混沌としたサウンドを作り上げる、陰鬱でかつ激しいアンビエント・ブラックを展開。

Kaalt: ブラックメタルCommon Graveのメンバーによるアンビエント・プロジェクト。ダークアンビエントとしてはかなり輪郭がはっきりした楽曲で、初期Vinterriketを彷彿とさせるメロディアスで寒々しいサウンドを展開。

Kenji Siratori: 無機質で冷たい粒子状のノイズがギリギリと軋む中、何らかの鍵盤によるのであろう不協和音が怪しく鳴り響くという構成で、11分にわたって聴き手を幻惑させ続ける混沌としたコールド・ノイズ・アンビエント。

F.I.N.: 既発曲を2曲収録。先日発売された1stフルよりもヘヴィなギターを前面に押し出したドゥームメタルよりのアプローチを取り入れ、その上でアンビエント的なアブストラクトさを維持しつつ進んでいく荒涼たるサウンド。

Congenital Hell: Funeral Moth, Gallhammer, Mortalizedのメンバーが在籍。悲壮感漂うドゥームメタルとアトモスフェリックなダークアンビエントを交雑させたようなバッキングに、サックスと苦悶のVoが響き渡る、13分にわたる大作を収録。Maniac(Skitliv, 元Mayhem)がゲスト参加。