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TOUR REPORT



日本武道館@修司ヒナステラさん

1月14日、BEASTIE BOYSの武道館ライブ『PEGEANT TOUR』に行って来たぞ!

早く着き過ぎて一時間もクソ寒い所に座らなければならなかったのだが、
この後にビースティのライブが控えているかと思うと苦痛も半減だ。

五時半会場。ステージの後ろ側の座席は使われていなかったが九割の入りだ。
修司の席は西。ステージは良く見える。客の中には可愛い娘やサラリーマンも多かった。

六時半から七時までは前座の『LE TIGRE』が会場を盛り上げ、
それから同四十五分まではステージ上をスタッフが走り回るのを眺めるのみ。

「うー早く鳴らしてくれー」

もどかしさに耐えられなくなった頃、突然会場内が暗闇に包まれた。
ファンの雄叫び(と呼びたい)が際限無く木霊する。

DJのマイクが現れて前フリ的技巧派パフォーマンスで皆を湧かせると、遂に三人が登場。
オレンジと紺のトラックスーツを身に纏い、ベージュ色のキャップを被っている。
修司はツナギを期待していたのだが、これはこれでとても好い。

マイクDはキャップを後ろ向きに被っている。アドロックは背が低いのに腰パンが激しい。
他の二人も下げているのだが、アドの場合は足の部分が多く見積もっても50cmだ。

「オフーーーーー」

前の席の女の子が跳ね上がり、両手を上げて大絶叫。

(見えねえじゃねえか!)

思わず修司も立ち上がる。一階二階席は殆どスタンディングオベーション状態で彼らを迎えた。


三人共、のっけから違和感無くトんでいた。

MCAの声は相変わらず格好良いし耳に快い。そもそも彼は存在自体が目茶苦茶にクールだ。
因みに彼はガムを噛んでいた。

マイクDは有無を言わさず引っ張る感じ。格好良いことには変わりない。
PVよりもずっとパワフルだったし…何ていうの、ビザール?フリーキー?(一部歌詞から抜粋)(すな)

だが修司は一番動きが派手なミスターペラ口(ペラペラしているから)、
King Ad-Rockに顎を外していた。

(動きがマンガだ)

彼は自分のパートになった時もステージ端に寄って両腕を振り腰を振り、
何とも形容しがたいダンスを披露している。
果ては直立不動で体を折り片手を振り回して駄々っ子風にシャウトしたりと、もうやりたい放題だ。
ノってる時の行動なんだからあれは素だと決め付け隊。

その上、ライブ前半はステージ上を幼児の様によちよち歩き(もしくはペンギン歩き)で
移動していた。微妙に足をすっている。MCAとマイクDはリズミカルに移動してますが
あなただけ何でそれなのか聞いてみ隊。

マイクDとMCAもそうだがアドは40近くだ。
その辺のオヤジがそんな事したら気持ちが悪くて仕方が無いのだが(修司ならとりあえず殴る)、
どうやら彼ならば許されるらしい。

見た目が若く可愛げのある男の特権、ということだろうか。
Jamiroquaiのフロントマン、JKにも当てはまる。

マイクDとMCAもかなりお茶目だけどね。

MCAと同時にジャンプするという仲の良さを伺わせるシーンもあった。
(瞬間、確実1m飛んでた)

一番最初に上着を脱いだのもアドだ。
彼は黄色いTシャツ一枚になり、小さく丸めた上着をちょこんと隅の方に置いていた。

因みに修司は、ライブ終了後にテントで押し潰されながら黒いキャップを購入。

その後、帰りの電車で何とハルカリと同乗。
真後ろにいたにも関わらず「声似てるなあ」位しか思わなかった為、
彼女達が降りてから気付いたのだ。気付いていても声はかけられなかっただろう。緊張するから。



――おわり――