２００２年最初のライブ
１月１２日 横浜ベイホール RACER X 日本最終公演を見てきました
開演は１７：００
１６：００から開場し、ホールはあっという間に超満員
ベイホール自体 それほど大きい会場ではないので
人口密度は恐ろしく高い おそらく１０００人近い人が居たはず
１７：００を少し回った所で、まもなく開演いたします とのコール
BGMのSEがとってもポップで軽快なものに変わると
メンバーが一人ずつステージに登場
まず、衣装に驚いた
４人のメンバー全員が アルバムSUPERHEROSのジャケ写そのままのカッコで出てきたのだ
これにはホントにびっくりした
インタビューでもあのカッコで演奏はきついと言ってたのにｗ
メンバーが定位置につき、スコットのハイハットによるカウントで
ポール＆ジョンが入る
いきなりである いきなりポールの超絶速弾きが飛び出した
速弾きを決めながら右手を上げるポール
フィンガリングだけで高速フレーズをやっているのだ
その隣でジェフがポールに注目しろよ みたいな感じでポールを指差しながら客を煽る
そして、速弾きが最高潮に達した所で１曲目がスタート
スコットのカウントが再び入り、ポールのすさまじいプレイがホールに響く
１曲目にはこの曲しかないでしょう SUPERHEROSの登場
ホントにポールのギターは凄い 凄すぎる
ジェフのスクリームも絶好調で、あの高音域をやすやすと歌い上げる
会場はこの曲で早くもすさまじい盛り上がりを見せる
ギターソロを正確無比に決めるポールはホントに凄いとしか言えない
SUPERUHEROSのアウトロでまたもやポールが見せつける
RACER Xでは弾きまくりのポール あまりのテクニックに呆気に取られている間に
２曲目がスタート
アルバムTECHNICAL DIFFICULTIESからオープニングトラックの
PHALLIC TRACTOR〜FIRE OF ROCK
記憶にしっかり残ってるのはここまでだったりしますｗ
あとは曲順よく覚えてません＾＾；
FIRE OF ROCK終了で初のMC
ジェフが喋る喋るｗ
今日が日本公演最終日だってこと
そして、メンバーを簡単に紹介
その隙に、ドラムのスコットは早々とSUPERHEROS衣装を脱いでいたｗ
次の曲は憶えていないｗ
ホントに記憶からさっぱりぬけてる＾＾；
前２曲に比べると割とゆっくりでグルーブ的な曲だった
タイトル忘れたので省略ｗ
曲が終了し、ポールがマイクの前に立つ
軽く挨拶した後、耳に馴染むフレーズを弾く
そのフレーズが次に登場する曲が何かを伝える
低くつぶやくように KING・・・・
そして、高らかに OF MONSTER と叫んだポール
SUPERHEROSからの超難解インストナンバー
KING OF MONSTER の登場
こんなに早くインスト曲が出てくると思わなかったのでちょいとびっくり
とにかく上手い
普通ギターインストだと、観客がそのプレイに対し驚嘆の声をあげるものだが
ポールのプレイに声をあげるものは居ない
正確にはあげられないのだ
プレイが凄すぎて圧倒されて見とれてしまうだけ
リズムに乗るとかそういうこともできない
ただ、そのプレイに魅了されてしまうのだ
超高速フレーズを実に気持ちよさそうに そして、楽しそうに弾きまくる
ホントに息が止まりそうだった
CDに入っているものより数倍素晴らしい 生で完璧な演奏を聞かされてるのだ
圧巻のインストKING OF MONSTER終了時には
フロアから割れんばかりの拍手と歓声が上がった
そして、さらにそれを煽るように
ジェフが世界一のスピードギタリスト ポールだ と紹介
ポールも腕を高く突き上げている
そして、そのテンションのまま DEAD MAN'S SHOESに突入
わりとグルーブ的なこの曲でフロアはゆれる
TECHINICAL DIFFICULTIESから数曲披露
この間 フロアのノリはいまいちだったｗ
やはり、RACER Xには高速ナンバーが求められているのだろう
そして、待ち望んだ高速ナンバーが登場した
INTO THE NIGHTの登場
歌に入る前の小節を８小節余計に取り
ジェフはリズムに合わせてこぶしを突き出し
観客はそれに答えて腕を振り上げ掛け声をバンドに届ける
歌の２番に入る前にもやはり小節を余計に取り
観客との掛け合いを楽しんでいた
そして、お待ちかねのギターソロだ
この曲のソロの難易度は高い それでも、ポールは楽々と弾いている
そして、LET THE SPRITS FLY
HAMMER AWAYと盛り上がる曲が続く
正確には覚えていないｗ
そして、ハイライトの一つが訪れた
曲はインストナンバー Y.R.O
まさかこの曲が飛び出すとは思ってなかったので嬉しい
中間部、ポールが一人でクラシカルフレーズを弾くところまで来ると
スコット＆ジョンのリズム隊が袖に下がっていった
クラシカルフレーズ部分を弾き終えた後、爆裂的な速弾きが飛び出す
ポールのギターソロタイムだ
ステージ中央へと進み、頭を激しく振ったり、時にはミュートを混ぜてしっとり聞かせたり・・・
この時も、観客は静まった
プレイが神がかっているのだ
ボリュームをうまくコントロールしながら
とにかく弾きまくる
ポールはこの日、なぜかヘッドフォンをずっとつけていた
たまにヘッドフォンを外すと客席から歓声が飛ぶ
数回ヘッドフォンを外して客席の盛り上がりを確かめた後
ポールといえばこれ的なアイテムが登場
お馴染みマキタ会社製ポール特別仕様ドリルである
ドリルのモーター音をディレイで拾い何度もうならせた後
ドリル先端につけられたピックが高速回転により物凄い勢いで弦を弾く
ポールはドリルのピッキングスピードに負けない速さでリックを繰り出す
機械と人の力で作った最速フレーズだ
ドリルタイムが終わった後
Y.R.Oの最後のギターソロパートを繰り出し
再び、スコット＆ジョンのリズム隊が加わり
Y.R.Oが終了
しっとり聞かせたWAITING
曲名を憶えてなかったですが
TECHNICAL DIFFICULTIES SUPERHEROSの最近の２枚を中心に演奏は続く
中間でジョンの簡単なベースソロも登場
ジョンはこの日 もっとも衣装を変えた男だ
SUPERHEROSからマスクマンに変身したり
素顔を見せたと思ったら また違うマスクをかぶって出てきたりとｗ
アグレッシブなベースプレイヤーだ
ちょくちょく腕を突き上げ客席を煽っていた
本職は弁護士のはずだが・・
世界一アグレッシブな弁護士だ
ジェフの声も絶好調
ジェフもまたパワフルだ
間近で見るジェフは体格もがっちりしていて
見るからにワイルドでタフそうだｗ
ボトルに入った酒を飲みながら歌うジェフ
時には、客席に腕を突き出し煽る
その煽り方が実にカッコいい
そして、やはりポールだ
そのすさまじいまでの神業ギタープレイは次の曲で最高潮を迎える
あの伝説的な１曲
Scarifiedの登場
ジェフが Scarifiedを紹介した後
スコットのドラムビートが入る
そして、ギター＆ベースが曲に入ってくる
高速難解フレーズを弾きまくり
さらには見せ技口で弾いたりも！
あのScarifiedでそんな技を見せられるなんて・・
Scarified終了後
そのままスコットのドラムソロタイムに突入
ポールの凄腕とジェフのパワフルなパフォーマンスに隠れがちだが
ベースのジェフも凄腕だし、ドラムのスコットは言うまでもない
なにせ、メタルの代名詞JUDAS PRIESTのドラマーである
バンドのバックで完璧なリズムを繰り出しているのはスコットなのだ
派手さはないがポール同様高速ドラミングである
RACER Xはとにかく誰も彼もがみんな高速なのだｗ
ドラムソロが終わった後
ライブは最後を迎える
SUPERHEROSからのTHAT HORMONE THINGなど数曲を演奏し
本編は終了を迎える
実に１時間３０分近い本編だ
当然、これで終わらせる観客は誰も居ない
RACER Xコールが沸き起こりバンドをステージに呼び戻す
メンバーがステージに戻り
ジェフのMCが入る
月が直列に並ぶ時の惑星の配置がどうこうってお話だったが・・
まぁ、何をやるかは分かるｗ
うちのHPタイトルに拝借している名曲
１７TH MOON の登場
この曲の重いリフにフロアは大いに盛り上がる
アンコール一回目は２曲で終了
再びバンドは袖に引っ込んでいく
まだまだ終わらせない
再び沸き起こるRACER Xコールに
バンドはすぐに戻ってきた
ジェフが再びMCを入れる
全てを破壊し尽くす恐ろしい怪獣の歌って言えばあれしかない
ジェフがつぶやくように ゴジラ といえば
客席から歓声が上がる
ジェフのゴジラの声がだんだんと大きくなり
客席のテンションも当然高まっていく
そして、イントロでポールが速弾きを決める
BLUE OYSTER CULTのカヴァー曲 GODZILLA の登場
実に重いリフが響く
ジェフの声はここに来て最高潮の響きを聞かせる
高音域もよく響く
サビの部分は客席も一緒に大合唱
ゴジラ！ の声が一丸となってバンドに届く
ソロタイムではジェフが吼えた
実にゴジラのように吼えたのだ
そこから、ポールが物凄いリックパターンをリフレインさせる
もう客席は何がどうなってるかもわからないような盛り上がり
そして、曲はエンディングに向かう
エンディング前のフレーズで最後の楽しい掛け合いが起こる
ジェフはマイクを客席の方に向け ゴジラ！ と叫ばせる
最後のワンフレーズを歌いきった後
マイクを客席の方に突き出し
客席もそれに答えるように力いっぱい ゴジラ！ と叫ぶ
そして、演奏は終わった
実に２時間に渡るへヴィメタルライブはこれで全ての曲を出し終わった
バンドはカーテンコールをしステージを去った
なにもかもが圧巻のステージだった
ジェフのパフォーマンス
ポールのギター
ジェンのアグレッシブさ
スコットの強烈なドラミング
全てが最高だった
超技巧派集団RACER X
その名の通りテクニックはすさまじい
このバンドのテクニックに並べるものはそんなにいないだろう
ポールがやはり凄い
これだけの近距離でポールが見れることって言うのはまずない
それだけに貴重な経験をした
ギタリストとしてあのプレイにはただ驚嘆するしかなかった
まさに神業
ライブで一番印象に残ったのは
ポールがソロを弾き、客席が完全に凍りついているシーンだ
ギターだけで全ての観客を魅了しているあのシーンは忘れられない
２００２年最初にして最高のライブを見ることができました