SHIBUYA O-EAST 初体験
陰陽座のライブに行ってきました

ご存知妖怪へヴィメタルバンドとして
独自の世界観を持つバンド 日本のバンドを見るのは前座を除けば2000年以来4年ぶり
チケットも海外に比べると安い安い

今回のツアーの最終日 千秋楽となる一日だったので
会場の客の入りは満員御礼
チケットは当然ソールドアウト

最近人気も上がってきてるためか
チケット取れなかった人が当日券目当てで会場に来てたみたいだけど
チケットは取れたんだろうか??

会場に入り とりあえず2階席からの入場だったけど
一階に下りて良いポジションを探す
次回のARCH ENEMYも同じ会場なので下見もかねて^^
ステージ左手袖近くの最前ががらがらだったので
柵に寄りかかれるという理由でここに定着

開演前のBGMにはKISSが使われてた
KISSに影響を受けたバンドは星の数ほど居るし
有名どころではXもそうだ
個人的にXに近いものを感じてる陰陽座がこのBGMを選択してるのも面白い

開演時間7時を過ぎた頃
開け放たれていた扉が閉められたのでそろそろ開演するなってことを察する
ようやく場内が暗転
幻想的な青白い光がステージを照らす中 シンセコードが鳴り響く

シンセが鳴る中 瞬火 斗羅 狩姦 招鬼の4人がまずステージへ
それぞれ着物をまとって艶やかな立ち振る舞いだ
そしてシンセコードに瞬火がベースを合わせ
予想通りの夢幻からライブがスタート

途中で黒猫が登場
途端に目を奪われる
着物の袖を振り乱し 自分を見せることに関してホントにうまい
演出が純和風にこだわっていることもあり
袖をひらひらさせながら会場に挨拶をする黒猫
たいしたカリスマだ

そして夢幻のラストでついに黒猫の生ボーカルを体験
素晴らしい
アルバムと大差は全然ない
むしろライブの方が生き生きしていて良いほどだ

高音までのびやかな声を披露する黒猫
日本でこれほど歌える女性はあまり思いつかない
一瞬でテンション上がったよ

夢幻からアルバムの流れどおり邪魅の抱擁へ
イントロからリフに入るところで
瞬火 狩姦 招鬼の3人が一斉にステージ前方へ出てきてヘッドバンキング
こりゃかっこいいわ

日本のバンドだとMCも当然日本語
全部わかるってのは久しぶりだ
主にMCは瞬火が担当

黒猫のボーカルはホントに見事
邪魅の抱擁で聞ける黒猫の高音と瞬火のメロディラインとの掛け合いは見事としか言いようが無い

続けざまに鼓動を披露
イントロからフロアは大いに掛け合いを入れられ
満員の会場が一体化しての盛り上がりを見せる
まだ3曲目だというのに凄いことだ

ニューアルバムからの曲を立て続けに披露していき
次には 輪入道を演奏
和服の袖をひらひらさせながら舞い踊る黒猫に目を奪われがちになるが
バックを支える4人もなかなかの腕前
サウンドバランスも状態がかなりよく
音量も大きい 照明の演出も見事にはまり
独特の世界観を演出している

5曲目にして早速掛け合いが入る
狸囃子でフロアはぽぽーんの掛け合いを楽しむ
あまりの盛り上がりぶりに瞬火が
5月16日 渋谷O-EAST この日は陰陽座の歴史の中でも伝説の一日になりました
と感極まったMCを入れるほど

掛け合いを楽しんだあと間髪入れず
涅槃忍法帖を演奏する
黒猫のボーカルが冴える一曲だ

続いて百々鬼目〜煙々羅〜煌とたてつづけにノレル曲を演奏し
極めつけに鬼斬忍法帖だ
掛け合いも見事にきまるこの流れでフロアのテンションも大いに上がっていく

ここまで来ると汗もかくし体力的にもちょっと疲れてくる
そこで黒猫のテレビショッピングMCタイム

『え〜皆様 そろそろ汗などかいてきて拭きたいなぁ〜なんて思いませんか?
そんなあなたに朗報 陰陽座ではなんとてぬぐいをご用意しております』

なんて調子で笑いを取る しかもオチがあり

『拭くだけでたらない もう着替えたいよなんて思ってる方もいらっしゃいませんか?
そんなあなたに朗報 なんと陰陽座ではT−シャツもご用意しております』

これグッズ売り場に売ってるグッズの売り込みなんだよねw
さすがは大阪出身! 商売上手w

和やかな空気の中 今日がこのツアーの最終日となることを話し
メンバーそれぞれにツアーの思い出を語ってもらう

ドラムの斗羅は名前からもわかるが阪神ファン
陰陽座のライブがあった日には阪神が勝つというジンクスがあるらしく
昨晩夜中に一人で調べたらしく
陰陽座の今回のツアー15回ライブがあり
そのうち阪神戦が行われたのが11戦
勝率は8勝3敗だそうな・・・
ちなみにこの日の時点では阪神単独首位ということで物凄く嬉しそうだった

狩姦 招鬼ともに全国津々浦々で上手いものを食って飲んでまた飲んで
という話を続け 瞬火に至っては何を話すか忘れてしまうw
あとで話すといってその場をごまかすw

ライブは後半戦へなだれ込んでいき
わいら〜百の鬼が夜を行く〜舞頚〜火車の轍
とこれでもかと言わんばかりの強力ナンバーが続いていく
これだけでも十分なほどなのにさらに
睡〜醒と対になる2曲も披露
こりゃばてるよ・・・

本編の最後には河童おどりを演奏
中間部では狩姦VS招鬼のギターバトルあり
間に立った黒猫が扇子をヒラヒラさせながら両者を煽っていく
この壮絶なギターバトル後に曲に戻り大団円
ここまでで1時間40分ほど経過・・・海外のバンドなら終わってる時間だ

アンコール一回目は白い客電が照らされ
叙情たっぷりな焔の鳥から鳳翼天翔へ
焔の鳥はテープでの演奏だったけど会場で聞くと
THE HELLION〜ELECTRIC EYEの流れにそっくりだw
鳥肌が立つほどかっこいい流れだ

アンコール1回目のラストはまたも掛け合いが重要なおらびなはい
そいや そいや そいや てやてやてやてや の掛け合いが入る
これも大いに盛り上がれる曲だ

アンコール2回目では幻想的な演出の照明が光る中
羅刹からスタート
陰陽座のメジャーアルバムとなった煌神羅刹のオープニングトラックだ

再び扇子が振られる舞い上がるでアンコールを締め
カーテンコールをしてホント楽しめるライブもこれで終わり!
と思ってたら客電が付かない まだ出てくるっぽい・・・・

長めのブレイクのあと 黒猫が宣伝してたT-シャツを全員で着て再び登場
フロアとの距離を感じない アットホームな感じのライブだ
黒猫はここでもしっかりセールスw

3回目のアンコールはがいながてや
楽しい魂の綱引きの時間だ
さっき作った伝説 早速塗り替えてみないか? との煽りに
全力で応えるフロア
2階席中央は関係者席だったのに瞬火はそこの席も巻き込んで煽る
さらには満員だったために階段にも人が居たため階段の人も煽る
結果 伝説のアリーナ 伝説の2階 伝説の階段になるw

色んなヘヴィメタルのライブ見てきてるけど
一体化してここまで盛り上がるのを見るのは久しぶりかな
曲調にもよるところあるけど
ARCH ENEMYのアンジェラお披露目ライブの時くらいのまとまりだった

楽しい掛け合いの時間も終わり
ライブは終に終了へ
メンバー自身感極まってライブ終了後もステージに残り話は続く

今回のツアー 本来ツアーマネージャーに付く予定だった人が
前日に交通事故にあい 急遽別の人がマネージャーになって全国を回ってきたこと
それにともなう不具合も色々あったけど全部なんとかしてきたこと
それを支えてくれたスタッフ そしてライブに参加してくれた全国の仲間に御礼を言い
この伝説の一夜のライブは幕を閉じました

黒猫の存在感がやっぱり凄かったってのもあるけど
メンバーの腕前だってたいしたもの
決して海外のバンドにひけを取らないし
日本独特の演出も加わっていて 真に世界に誇れるバンドなんじゃないかと思えます
海外言っても通用すると思うけど やっぱり日本で活動していて欲しいバンドです

とにかく楽しく暴れて心地よい疲労が残るライブでした
一度は絶対見ておいたほうがいいバンドです
次回のツアーは複数回見に行きたいものです