小山市交響吹奏楽団結成25周年記念 第18回定期演奏会

2005.6.12(日) 於 栃木県 小山市立文化センター 大ホール

 昨年東関東吹奏楽コンクールにおいて金賞を受賞した事もあってか会場は超満員…うらやましい限りです。その時の演奏を聴いて他のバンドと違うものがあるなとは思っていたので期待して行きました。
 まずびっくりしたのがチケット、厚い紙に光沢…そしてプログラムはコート紙。バンド団員なら誰もが結構気にするところでしょう。お金掛けてるなぁ、と。さらにステージの人数。あれだけ居るといろいろ可能性は広がるわな…。
 演奏ですが、多分栃木で唯一洗練されたサウンドというのを持ち合わせてると言っても過言ではないと思います。トロンボーンはありがちでちょっときつかったのですが、それ以外はサウンドをこわすだけ吹き込んだりとかはせずに音色で聴かせてきていました。個人個人がとり立てて上手いわけでもなく、突出したプレイヤーというのも目立つところでは感じられないのですが、約束事をきちんと守ってみんなで吹いてるって感じでした。ちなみにパーカスだけは別格に上手いです。あれはすごいです。
 ここで触れなければならないのは「キトラ」ですね。橋氏へ委嘱ということですが、少々くどいなというところもありながらいい演奏だったと思います。プロではない一般の吹奏楽団の演奏としては作曲者も悪い気がしない演奏だったと思います。
 2部は話によるといつものレパートリーとの事でしたが、吹きなれているせいかとてもリラックスした演奏でこちらも楽しめました。配布されたサイリウムライトを使ったりと聴衆も楽しめる内容でした。
 全体としてテンポのよい演奏会で気持ちの良い反面、同じ栃木県の一般団体の人間として大変悔しく思う部分が多かったです。これからもいい演奏を続け、互いに切磋琢磨しあえる関係が築けたらいいですね。

☆プログラム☆
指揮:原 進/藤尾 裕

T部
惑星賛歌
ヴィヴァ・ムシカ!(アルフレッド・リード)
吹奏楽のための第1組曲(グスタフ・ホルスト)

キトラ(橋伸哉)
〜小山市交響吹奏楽団結成25周年記念委嘱作品(初演)〜

U部 SHIKYO 25TH ANNIVERSARY ON STAGE
ディズニーファンティリュージョン
ジャパニーズグラフィティ\ いい日旅立ち(arr.金山透)
瞳を閉じて(平井堅)
演歌メドレー
ルパンV世のテーマ(大野雄二)

V部
アルメニアンダンス(アルフレッド・リード)

アンコール
???
マツケンサンバU(宮川彬良)
惑星賛歌

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