栃木県立真岡女子高等学校吹奏楽部 第18回定期演奏会

2005.3.27(日) 於 栃木県 真岡市民会館 大ホール

  音楽集団のチラシ折込に行ったのですが、折角だから聴いていこうというわけで行ってきました。一緒に行った人共々グロッキーだったんで、結構寝てしまったりとか…申し訳ありませんでした。
 ステージとしては一般的な構成です。でも今回の目玉は行ってびっくりのチアステ。チアを見慣れてる僕は別にどうも無かったのですが、そうでない人にはびっくりの連続だったようです。演奏人数が減っているのと、キレがないのを見ると、どうやら吹奏楽部員がチアに挑戦している感じでしたが。ハイキックや簡単なスタンツなど、よく頑張っていたし、バックミュージックも定番「Mickey」、若さあふれる演技でよかったのではないでしょうか。
 演奏ですが、栃木らしくワイルドで粗かったです。なんで栃木のバンドって無理して鳴らそうとするのかなっていつも思いますが、ここもそうでした。でも定演に向けて頑張ってきたアツさも感じる事が出来たのでばりOKです。くじゃくはコンクールで使うのか、ばりばりのカットバージョン。残念ですが…でもフルートのソロは見事でした。
 というか僕が一番気になっていたのはフルートのソロでした。はっきり言って完璧。一箇所だけ迷いが見えたけど、それ以外は見事。フルートも見事なら伴奏も見事。2つのエッセンスが絡んで見事な演奏になっていました。ありゃすげえや…。フルートの弱さを全く感じず、むしろ芯の強さを見せ付けられた感じがしました。
 ラストは観客参加型のボディーパーカッションがありました。これはいい練習になるな、とひそかに思っていましたが、これってリズム感の原点だから是非練習に取り入れて見たいと思いますね。思いっきり間違えた子がいてウケましたが、本人はそれどこじゃないんだろうなぁ。
 ちうわけで定期らしい定期でした。ただ一つ、これは凄いと思ったのはハジケ方。女子高ならではなのか(女子高の定期は初めてだが)、中途半端に恥ずかしがったりせず思いっきりステージを楽しんでいること。アンコールもとても楽しそうだったし、終わってからの盛り上がりも凄かった。まあ真高の野郎共も興奮しまくってて青春を感じたが。たまにはこんな演奏会もいいなって思いました。
 以上、感想と言う感想になってないけどレポートでした。

☆プログラム☆
指揮:川田明良

T部 
祝典序曲(ドミトリ・ショスタコーヴィチ)
組曲「ドリー」より(G.フォーレ)
ハンガリー民謡「くじゃく」により変奏曲(ゾルタン・コダーイ)

U部 チアリーディング・オン・ステージ
チアリーディング指導 山本みちよ(作新学院高等学校教諭)
チアリーディング指導協力 作新学院高等学校チアリーディング部

Mickey(M.D.チャップマン/N.シン)
アメリカン・グラフィティ]V〜ミュージカルメドレー〜(arr.岩井直溥)
「スパイス・ガールズ」のヒットナンバーより(arr.岩井直溥)

〜JBAソロコンテスト全国大会出場〜
フルートとピアノのためのソナチネより(P.サンカン)
フルート 伊澤未来 ピアノ 柴本ゆかり

〜アンサンブル〜
フルート吹きの休日(フルート4重奏)
海の情景(金管5重奏)

V部
タイプライター(ルロイ・アンダーソン)
「第九」deボディパ(委嘱初演)「歓喜の歌」〜ボディーパーカッションと吹奏楽のための〜(arr.佐野秀典)
小さな世界(バンドと合唱のための)(M&B.シャーマン)

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