東洋大学吹奏楽研究部 第42回定期演奏会

2004.12.25(土) 於 川口総合文化センターリリア メインホール

 ちょうどお休みと重なり、さらにチケットを戴いたこともあって、行って来ました東洋大学。大学1年の頃から友人も多く、客席に入ると知った顔が沢山…ここまで多いのもどうかとは思いますが(笑)。とりあえず合演で頑張っていた子達がまだたくさん残っているのでその成長振りを楽しみにしながら開演を待ちました。
 簡単に言うと、音楽の雰囲気と言うのはあいも変わらず健在でした。これが一体どこから来るのか不思議なのですが、ちょっと演奏がぐらついてもその雰囲気は崩れないのが見事です。あとよく訓練された学生指揮者でしょう。ちょっとまだ演じている感は否めませんでしたが、それにしても基本的な指揮法・表現等は普通の学指揮では見られないもの、この大学の訓練法と言うのに大変興味があります。
 演奏に関しては、特に木管が輝いていました。音楽の雰囲気も木管を中心に醸し出されていました。特に各ソロは秀逸でした。金管もややパワー不足だったり荒れたりと言うのはあったけれども、よくまとまっていてよかったと思います。学生指揮の演奏でしっかりとした音楽を作るのは大変なのですが、ここは毎年それを体現しています。やはりここはもっと欲しいな、とか手が回らなかったのかな、なんてところは多々見受けられましたが、それはご愛嬌ですかね。先生が振ると雰囲気がさらに引き締まってもっといい音楽になりました。えらいテンポ速いなー、なんて思いましたが、鳴り・響き共にさらに深まりました。ラッパ吹きとして非常にひやひやしたりもしましたが、このプログラムの中でよくやるな、なんて思ったりしました。
 とりあえず毎回吹奏楽というジャンルに縛られない「音楽」と言った感じの演奏会で、これからの演奏活動にも大変期待です。余談ですが、OBの視点ってのを隣で見ていて、面白かったです。自分もそうだったんだろうし。隣で見てたうちの現役の子達もその辺にも興味津々だったようで。OBってのはいつでも後輩が心配なんですね。とりあえずお疲れ様。

☆プログラム☆

T部 
指揮:秋山大輔・須藤美和
歌劇「運命の力」序曲(ジュゼッペ・ヴェルディ)
バレエ音楽「ロデオ」より カウボーイの休日(アロン・コープランド)
ビザンチンのモザイク画(フランコ・チェザリーニ)

U部
指揮:久志本涼
バレエ組曲「くるみ割り人形」より(ピョートル・チャイコフスキー)
交響曲第5番ニ短調より 第4楽章(ドミトリ・ショスタコーヴィチ)

V部
ステージマーチングショウ
DM:山田将利 GC:丸山真歩
「武士道」
ーThe Way of the SAMURAIー

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