明治大学応援団吹奏楽部 バトン・チアリーディング部
第52回定期演奏会

2004.12.10(金) 於 江戸川区総合文化センター 大ホール

 わが母校、明治大学の後輩達による定期演奏会が開催されました。やはり去年舞台に乗っていた身としては非常に気になるもので、早めに行ってリハとかも聴いちゃいました。各パートエースクラスがごっそり抜けて、新たな吹奏楽部としてスタートしてはや1年、集大成をじっくり聞かせていただきました。ちなみにリハは金井先生・金子先輩と聴いていました。

 1部、学生指揮者3人によるステージ。1曲目はかのバーンスタイン作曲「キャンディード序曲」。副指揮の稲垣君のタクトに依ったが、かみ合わせは大変よかったです。ちょっと表情の変化に乏しかったのが残念でしたが、最後のテンポの上げ方、最後の指揮者の決めポーズは良かったです(笑)。金井先生は暴走しないかひやひやしていたみたいですが。2曲目はレハールの{ヴィリアの歌」、これは同じく副指揮の神崎さん(以下神様w)の指揮でした。練習ではえらく演歌調で心配でしたが、淡白ながらよく歌えていて良かったと思います。出来ればもっと曲の情景が思い浮かぶくらい色気があってもいいなと思いました。神様、もっと恋をしましょうw。そしてこのステージ、トリは指揮の青木さんによるデメイ作曲「ミス・サイゴン」でした。実は実は影のヒロインがいるんですね、この曲。マリンバで高速のアルペジオを刻んでいた川辺さんなんですけど。逆にそっちに頼りすぎて木管がちょっと寂しくなった気がしましたが。僕らが2年の時マーチングでやったもので、色んな思い出と共に聴いていました。打楽器とシンセがちょっと浮き気味(というか管が弱い)な感じでしたが、バランスも良くは無いなりにもまとまっていました。この辺りは今年の特色かな、こざっぱりと整理されてるのがよいとこです。最後はもっとたっぷりな感じの方が良かったかも。でも最後に向けてよい感じでもって行けたと思います。

 2部、石津先生によるチェザリーニ作曲「ビザンチンのモザイク画」でした。先生の豊かなサウンドの引っ張り出し方は健在、1部とはがらっと変わって広がりのあるサウンドが展開されました。各ソロもなかなかお見事、ちょっとビビってた人もいましたが、ご愛嬌ですね。やっぱりコンクールでやったところとそうでないところの差は結構ありましたが、それでも1楽章の鳴り、3楽章の豊かさはお見事でした。細かい事を言えば色々ありますが、なにより先生らしい音楽で、それに良くついていっていい音楽を作れていたと思います。

 3部、マーチングですね。全体的に管があまり聴こえませんでしたが、その分(?)バッテリーが頑張ってましたね。最近の明治には無いMove以外のモーションが取り入れられていたり、ちょっと明治として新しいものを取り入れていて変革に対する取り組みが見られました。チアのスタンツとのからみがまたちょっと変わってたりと、結構面白いものでした。

 総じてもう少し、といった感じが強かったです。でもサウンドに関しては大変良かったです。これは慶應指揮君も言っていましたね。あとは鳴りも良かったって。良かったところを素直に認めそれをさらに高め、まずかったところを真摯に受け止め、さらなる向上をめざす、3年以下のみんなにはそうやって頑張って欲しいです。そして幹部の皆さん、本当にお疲れ様。ここまで頑張った事、間違いなくどこでも役に立ちます。様々な経験を元にこれからも頑張って下さい。欲を言えば、是非楽器を続けてください。一生いい音楽を続けてください!

☆プログラム☆

T部 Stage Drama Music
指揮:青木美帆・稲垣光大・神崎瞳
キャンディード序曲(レナード・バーンスタイン)
喜歌劇「メリー・ウィドウ」より ヴィリアの歌(フランツ・レハール)
ミス・サイゴン(クロード=ミシェル・シェーンベルグ)

U部 Symphonic Stage
指揮:石津成人
ビザンチンのモザイク画(フランコ・チェザリーニ)

V部 Drill Stage
DM:小蜥テ卓也 GC:井上百合
KARN EVIL 9
Mambo Jumbo
EMMANUEL
AZTEC FIRE
もののけ姫

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