東京六大学応援団連盟 吹奏楽部・チアリーディング部 合同演奏会
連盟OBの独り言


六大合演って。


◎第12回 本番評(04.6.27)
 
ここで今年の合演を評してみようと思います。
 
 ○演奏隊
 T部、五月の風・氷河急行は大変丁寧な感じでよかったと思います。GRは正直崩壊が見られてハラハラでした。でもここは指揮者のパワーなのか、後半の盛り上がる部分の広がり方は見事でした。V部はちょっと選曲がおとなしすぎたか、ちょっと単調でした。でも冒頭のファンファーレはブラヴォー、本当に見事でした。多分全部通してこれが一番良かったかも。全体評としてはうまくまとめたんだけどこじんまりしてしまった感じがしました。メインクラスの曲の解釈が追いつかなかった反面、それ以外は割とよく解釈を持って演奏していた印象を受けました。曲にもよりますが、例年より良いものであったと思います。本当におつかれさま。

 ○ドリル隊
 今年はなんだったのか、フロントベルが良く鳴っていてものすごく安定感がありました。ここ近年の中で最高の出来だったのではないでしょうか?ちょっと動きに覚束ない所があったのは否めませんが、会場を興奮の渦に巻き込んでいたのは間違いありません。どんなに木管が鳴っても、どんなにバッテリーがうまくても、フロントベルがこけると大体しょぼく聴こえてしまうところですが、今年は頭からびっくりするようなサウンドを聴かせてくれました。個人的にはもう少しO君のバトン捌きを長く見たかったかなと。見事でしたよ。本当に最後の最後まで迫力途切れる事無く魅せて(あれっ??)くれました。

 ○忘れちゃいけないカレッジ隊・スタンツ隊
 カレッジ隊はいつも通り明るく、ちょっと走り気味なのはおいといて良かったです。なにより、スタンツ隊の「ここまでやるか!」の連発!年々スタンツの難易度が上がっているという話ではあったけど、曲のノリも手伝ってノリノリの素晴らしいものでした。

 ○総評
 全隊素晴らしかったけど、チアを含むドリル隊が凄すぎた。コマもなかなか凝ったものだったし、バッテリーソロもよし、ガードも惜しい部分があったけど見事だったし。とにかくホーンズが素晴らしかった。演奏隊出身者としては「演奏隊サイコー」って言いたいけど、素晴らしかった演奏隊を凌いだのがドリル隊だった。隣でドリル隊出身のT(Pとも言う)もしきりに興奮してました。最初から最後まで、しっかり楽しめる合演でした。


このコラムは今回で終了とします。気が向いたらまた書くかも。ちなみに裏方さんとスタッフの仕事はまだまだ続くのであります…。


◎第11回 そして本番!(04.6.26)
 
これ書いてるの27日ですが、便宜上26日の扱いにしときますね。という訳で本番の朝はいつも通り出欠で始まります。僕は去年大寝坊をして、首都高をタクシーで飛ばして(1万かかった…)ギリギリ間に合ったというあほなかんじで本番の朝を迎えたわけですが。各隊ごとに最後の出欠を取り、リハーサルへ入ります。
 てな訳で今年も江戸川区総合文化センターで行われたわけですが、まあ規模的には丁度いいくらいの広さかなと思います。ちょっと駅から遠い(JR総武線新小岩駅から徒歩15分かな)のが痛いところです。
 ステージ構成は近年T部シンフォニック・U部ステージドリル・V部ポップス(企画)といった具合です。それぞれの隊では本番直前にいろんな儀式があります。リハ室でのスタッフからのお言葉、これはまあ普通でしょう。でもドリル隊名物があるんです。各大学サブドラムメジャーによる各校第一応援歌!これはなかなかないでしょう。この隊は終わった後は大体リハ室で大泣きです。ドリル隊は心身ともに極限まで追い込まれた状態で本番を迎えるのでこのような状態になるそうです。はっきり言って「青春ですなぁ…」こんなのも学生だからこそなのかなぁと。その辺は演奏隊は淡白なのかもしれません。
 といった感じで、本番なのです。


◎第10回 合宿(04.6.19)
 合宿といえば御殿場です。今年は昨日から始まっていると思いますが、「独立行政法人 国立中央青年の家」という所で開かれます。名物は御殿場草とアニメご飯。前者は食堂のきゃべつのことをさし、気付かれたら山のように盛られているものです。後者は、山盛りのご飯でいっぱいの茶碗を合わせ、オバケのQ太郎の様なご飯にする事です。特にド隊においては「六カレ」なるものがあります。通常は大の校歌・応援歌を吹きながらカレッジをする事をさしますが、ここではカレーを食べる事を言います。話の流れで気付いたとは思いますが、ここはバイキング形式。だからそんなことされては敵わん、と、ここ最近は六大関係の合宿でカレーが出なくなりました。とほほ…。
 さて、練習。演奏隊は主に11番教室(今年は取れていないという話だが)、ド隊は体育館と柔剣道場で練習を行います。なんだか響きすぎる、どっちも。でも富士山の中腹にあるので文句を言われないからそういった意味では最高の環境にあります。ちなみになかなか独特な雰囲気にあるため、合演の雰囲気はこのとき最高潮に達するのではないかと思います。一日中みっちりと練習したり、楽しいご飯、夜の語らい、こんな仲間と出会えてよかったと思える幸せな一週間です。でも練習もハードですよ、なかなか。
 実は苦しいのが裏方さんです。ドライバーは2tで東名かっ飛ばすし、裏方は東京と御殿場往復したり、公費出張(公費?)ながらなかなかの体力と精神力を要するものです。でもいいんです、表方が楽しくやってくれれば。
 というわけで今ごろぎゃ―ぎゃ―騒ぎながらランチタイムかな。あと一週間、頑張れ!!


◎第9回 裏方(04.6.5)
 欠かせないもの、運営スタッフです。当番校の連盟吹奏楽責任者・連盟チアリーディング責任者を中心にたくさんの裏方チーフが頑張ります。これらは3年の連サブ(連盟補佐・連盟サブ・連盟副責任者)が担当するのですが、ちなみに僕は演奏隊器材を担当していました。器材借用や保険、輸送の操配などを行いました。表方との連携が重要で、本隊で何が起きているかを常に把握してなにが起きても即対応できなくてはならないのです。
 遅れましたが、役職は「ステージマネージャー・合同演奏開会計・舞台進行・演奏隊進行・ドリル隊進行・演奏隊器材・ドリル隊器材・チア器材・編集長・演奏隊印刷・ドリル隊印刷・チア印刷・広告・広報・ホームページ担当・警備・受付・演奏隊総務・ドリル隊総務・チア総務」があります。ちなみに器材は慶應、警備は明治がなぜか多いです。スクールカラーって奴?ちなみに今年もそうですね。E隊器材のOさん、テンパってますか?ここまで細分化してやっているのでまぁ何とか動いているのかなと思います。ぼくはプレイヤー・裏方チーフ・スタッフ全て経験したのでどの立場がどんな辛さを持っているか良く分かります。裏方はあくまで表方の合演である事を意識しなくてはなりません。なぜ?って、お客様には裏方を意識させてはならないからです。逆に表方は水面下で働く裏方に協力的に動き、運営全体の円滑化を図るとともに、常に感謝の気持ちでやらなくてはいけません。ここがまた大変です。裏方も表方もたまに勘違いしますからね。表方の情報提供がないと裏方は動きづらいし、表方は裏方の仕事が滞ると何か起きた時に対応できないし。でもなかなかここをうまくクリアできないのが現状、でもここを乗り越える事がまた一つの人間としての試練なんじゃなかろうか、という気もします。ちょっと本題とはずれましたが、この辺人を育てる応援団の特徴が出ているともいえます。
 とにかく今年の裏方さんも頑張れ!表方も裏方の努力に恥じぬ演奏を!


◎第8回 毎日練(04.5.30)
 
今日は早慶戦第2回戦、これが終わると六大は合演に向かっていきます。本当は「六旗の下に」という六大学応援団連盟の連盟祭が終わった後から毎日練というもの(ほんとに毎日)が始まるのですが、去年から早慶戦の翌週からになりました。まぁ六旗の日程が後倒しになっただけで、余り期間は変わってないのですが。毎日毎日早稲田や慶應などに通って練習を行う為、だんだん練習の内容もヒートアップしていきます。この毎日練でどれだけつめて合宿に持ち込めるかが重要なんですね。僕も去年やっていて毎日練に入ると雰囲気が締まるのは分かります。でも合宿前の最後で「こんな状態でいいのか」と叱咤したこともありました。それをたまたま見ていた一個上の法政の指揮者が「こわい」と友人の掲示板に書き込んだ事もありました(^-^;)そんな感じでアツイ2週間に入るわけです。さて、今年はどんなアツイドラマが生まれるのか????


◎第7回 おりゃー(04.5.16)
 
これ、よく聞かれる単語です。特にド隊。僕は余り好きな単語ではありませんが、やはりちょっとテンパったり雰囲気が落ちていたりするときにはとても有効ですね!以前は演奏隊でも使っていましたが、やはり違うということで年々減っていますね。ド隊は半分体育会系なので元気も大切です。明るく行かなきゃ疲れますね。以前の動き偏重も年々是正されては来ているみたいですし。でもやっぱり六大は初心者スタートが多いせいか、2年中心の合演は音的に不安な面があるのは否めませんね。よくうちの常任指揮が言ってましたが、やっぱ座ってふけないんじゃ動きながらは吹けないですよ。吹き・動き、どちらもみっちりやらないといけません。演奏隊はなんと言うのでしょうか、去年やった感じでは各大学で演奏を軽視しているところが多い感じは否めませんでしたね。でもどこも今は上り調子の模様、今後に期待です。結構各大学のカラーが見えて面白かったですよ。詳細を知りたい方は僕に直接聞いてください。その辺はここでは書かない事にします。さあ、後味悪いけどこの辺でばいちゃ。


◎第6回 出欠を取らさせていただきます(04.5.15)
 両隊共通で、出欠時はネタを言います。くだらない事ばかりですが、面白いです。時間の無駄とも思えますが、これがまたその日の活力になったりしますねぇ。そこでのネタが合奏でのトークネタになったりするので結構ありがたいんです。また、個性が見え隠れするんでなかよくなるきっかけになったりします。間接的に合演を盛り上げるのがこの出欠ネタなんです。ダメですよ、「はい」なんてかわいこぶっちゃ。わらかしにかかってはずすのも寒いけどね。あと「明日はウチが勝つんで…」も結構サムいっす。結構多いんだよね、この手のは。まあ普通にわらかしましょう。


◎第5回 練習場所その5。(04.5.11)明治公園篇
 
隠れた練習場、それはド隊が神宮の前に使用する明治公園。不自然にチョークでコマが書いてあります。チアもいっしょにやってますが、何にせよ朝が早い模様。凄いですよね。でも最近はフリーマーケットが多くて練習場所の確保に苦しんでいるそうです。年々練習場所は減少しているのが現状です。
 練習とは全然関係ないんですが、近いので紹介。ピンと来た人、多いはず。そう、ホープ軒です。脂ぎとぎととも脂多目とも取れますが、好きな人には好きだと思います。大盛は食べるのはしんどいらしいです。僕が食べた大盛はなんなんだろう…ちなみに早慶戦の夜警休憩で食べる事が多いらしいので、早慶のみなさんにはお馴染みでしょう。


◎第4回 練習場所その4。(04.5.9)明治大学篇
 初期のド隊で使うのが明治大学和泉校舎。昼夜開講がスタートしたのでもう使われないのかなぁ…去年は一回だけ演奏隊も使いました。第3校舎の前がメンツ、正門前の広場はガードが陣取ります。余り使える時間が長くは無いのでそんなにつかえる場所ではありませんが、外で音だしの出来る数少ない場所「でした」。多目的ホールが使えるようになってからは、というか去年、演奏隊が使いました。ちょっと狭いですが、明治では一番マシな場所です。競合団体が多いのでなかなか取れないのが玉に傷。玉でもないか…。アフター20!なんと言ってもまずは広島風お好み焼き「一番」、そば・うどん増やし放題です。そのかわり残すとその旨を書いた看板ぶら下げて京王線明大前駅前で立たされます。過去うどん5玉を制したH大のT居という猛者が居ましたが、残念ながら自宅近くの駅で戻してしまったそうです。僕は基本がそば2玉、たまに3玉でした。あとは香港、21時に閉まるので余り行きやすい場所ではないけど、焼肉定食(焼定)各大盛は結構な量。ご飯は富士山なので僕は愛用してました。僕の二つ上の渉内が御用達でしたな。家族経営なのに社長(親父)、専務(おばちゃん)が居ます。若い兄ちゃんは指図が大好きです。客に命令しまくってます。なかなかおもろい光景です。あと見習の中国人が頑張ってます。UNDER C−TVに出てたなぁ。YOU THE ROCKに絡まれてた。まぁ学生の街です。でも夜は21時まで。つかえない!!


◎第3回 練習場所その3。(04.5.8)法政大学篇
 
演奏隊で使う法政大学市ヶ谷キャンパス。これこそ市ヶ谷と〜、飯田橋の〜…。今年は知らないけど例年は使ってます。音練があって、そこで合奏をするんだけど、なぜか邪魔な柱が一本立っててパーカスか直管が被害を食らいます。でもそこそこの広さと高さがあるので音響に関しては六大で一番マシだと思います。ラウンジでパー練や個人練が出来るので練習がものすごくやりやすいです。そんな法政のメシ。オレベルカレーという安くて旨いカレーがあるらしいのですが食いっぱぐれたのと練習後は開いていないので割愛します。なんつっても「ホイ」です。「えぞ松」という札幌ラーメン屋なんですが、本店と近ホイとカウンターホイの3店舗あります。なんか一つなくなった気もするけど。カウンターに好んで通いましたが、正装(学ランでござい)で行くとかなりの盛りのよさになります。よくプライベートでも行きました。飯田橋駅の長いスロープでたまにいろんな人にすれ違うんだが、「何しに来た」と言われる。ホイを食いにきた、と答えるが、そんな手間も厭わなくなる位ヤミツキな味である。


◎第2回 練習場所その2。(04.5.6)慶應義塾大学篇
 
眠いけど今日はドリル隊の練習場所。慶應義塾大学日吉キャンパスで行います。中庭(?)か食堂の屋上でやります。明治が外での音禁になったいま、貴重な練習場でしょう。というかもうどこもやばいけど。かつては六旗ドリルの合宿も執り行われましたが、去年追い出されて依頼夜の警戒が厳しくなり、今年は合宿開催が難しいとか。僕も3年次に六ドで日吉には度々足を運びましたが、やはり日吉もカレー屋。「リオ」があります。ハヤシライスとカレーライスが半々になった「体育会カレー」が旨いです。でも余計な事言ってご主人を怒らせると出禁になるらしい。この店がある日吉駅の向こう側一帯を「ひようら」といいます。メシを食うならひようらへ。


◎第1回 練習場所その1。(04.5.1)早稲田大学篇
 演奏隊は主に練習を早稲田大学応援部練習場で行います。早稲田大学大久保キャンパス(理工学部)の一角にあり、高田馬場と〜、新大久保の丁度中間地点にあるため〜(略。。。それはさておき、応援部の練習場なのでリーダーも練習をしに来るみたいです。ちなみにあの壁一面の鏡はリーダー用らしい。決して寝てる人間を発見する為のものではないぞよ。しかし実際は吹奏楽団の専用練習場に近く、その設備は六大学随一。文句があるとすれば、狭い、天井が低い。でもそんなの気にならないくらいありがたい施設でございます。近年早稲田大学応援部吹奏楽団は人数が激増しており、一度明治の校歌・応援曲・チャンスパターンの演奏指導に行った際には「修学旅行の風呂か」と思うくらい密集してました。ちなみにどこでもそうでしょうが、やはりパーカスゾーンの静かな前進にはちょっと困りましたね。でも22:30まで居残り練が出来るのも魅力。きちんとした楽器庫も素晴らしい。こんな施設、うちにも欲しかったなぁ。練習後のお楽しみも豊富。学生の街なだけあり、メシには困らない。とくにゆみこ氏激オススメのカレー屋「ヤミツキ」はヘルシーでなかなか洒落たもので、とても旨い良い店です。あとはらーめん、「えぞ菊」の野菜大盛りは素敵。富士山より高いもやし&キャベツが良いです。演奏隊に出演の方、この辺を楽しむのも合演の楽しみ方ですぞ。早稲田の人、良い店がまだたくさんあると思うんでぜひもっと挙げていってください。またかきくわえとくんで。


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