4月21日(滞在2日目)

起きるとヒロナリが『ポーボイ』というフランスパンのサンドイッチみたいなのを買ってきてくれた。
これまたデカイ。&しょっぱい。ボクが野菜嫌いでトマトもレタスも抜くからよけいにしょっぱい。
さすがにレタスを食べた。(トマトはやっぱしムリ)

  
そのあとコーヒーショップに連れて行ってもらう。
こっちの日常なのかな?なんか贅沢な気分になるね。
コーヒーは豆が違うのか?とてもおいしい。
久しぶりに会ったヒロナリといろんな話をしつつ、隣の犬をかまいつつ2杯飲む。
ゆっくりしすぎてヒロナリの仕事に遅れそうになる。
さあ仕事です!ボクはローディーです!少しは役に立たないと。宿代分働かんと。(笑)
初仕事はカークジョセフ&バックヤードグルーブで高校のワークショップ!!

普通に観光できてたらこんな風に高校の授業をのぞくなんて出来ないよなぁ。
だいぶラッキーな気がする。
ワークショップっていって、音楽の授業らしく、黒人の高校生(しかいない)を前に演奏してるんだけど、授業だからか最初は構えて聴いてた子供達もだんだんノリノリになってね、踊り出す子もいたりして。
どひゃー。これがニューオリンズかー。
子供達もこうやって育つのかー。
そんでもってこのバンド、なんじゃーこれ。めっちゃくちゃかっこいいじゃあーりませんか!思わず踊り出してしまうその感じとってもわかるわぁ。
こんなバンドのメンバーだなんてヒロナリってばすごい!
しかしなんなんだこのグルーブは。すごい。
カークジョセフかーむむむ。元々はダーティーダズンのオリジナルメンバーだったらしいけど、たしかにタダモノじゃないです。もちろん彼が作ったこのバンドも。ニューオリンズすごいとこです。初っぱなから多いにショックを受けました。

   


カークと。

  

夕方、古着屋に連れて行ってもらう。
バカッ広い古着屋。下着やら今にも穴の開きそうな靴下まで売っている。信じられない。
軽く一周して目に付いたイイ感じのドレスとイイ感じのジーンズと部屋着用ズボンと短パンを購入。合わせて$17。安い!

  

夜はドミニクというバーで『OTEL』というバンドのライブ。
バックヤードグルーブとはうって変わって、アコースティックなロック。
ボーカルのポールはとてもきれいなメロディーを作る。
声も優しくてとてもいい。
いろいろ話がしたいのに英語が話せないのがとてもはがゆい。
ジェスチャーだけが交流手段なので、
興奮したらついキーッとオーバーになる。
(あとでポールはボクをクレイジーだと言っていたらしい・・(泣))
ヒロナリと裕美さんに迷惑をかけたらいけないので少し控えめにしないと。

  

  

2部終了後、ポールのギターを借りて歌えることになった。うれしい。
悩んだあげくオリジナルを歌う。


とても気持ちよく歌えたし、みんなほんとうにちゃんと聴いてくれて、
とてもよかったとビックリするくらいのテンションで言ってきてくれる。とても幸せでした。
言葉じゃないんだなぁ。

ポールと。

ただね、やっぱり歌詞については知りたいらしく、「どうゆうことを歌ってるのか?」と訊かれて困った。
説明したいが英語力はない。ヒロナリに通訳を頼んだけど彼も挫折。
複雑な胸の内を唄ったうたは日本語ですら説明に困るもんなぁ・・。
でもこの歌、自分で作っといてゆうのもなんだけど本当にイイ曲です。
歌詞もメロディも。聴いたことない人聴きに来て下さい。

  
キミの知らないボク
  
これから出かけるところ
いつものバイクに乗って
キミの知らないところへ
キミの知らないところへ
  
「まだ少しだいじょぶだよ」と
あたたかなベッドが引き止めるけど
キミの知らないところへ
キミの知らないところへ
  
冷たい雨に打たれたらキミのこと思い出す
キミの知らないボクがひとつ増えるたびなぜか泣きたくなってしまうよ
  
冷たい雨に打たれたらキミのこと思い出す
キミの知らないボクはまた増えてゆく
こんなボクを知ったらキミは笑うだろうかな
キミの知らないボクがひとつ増えるたびなぜか泣いているボクを・・・
  

  

  

危ないとこらしく一度も入れなかったルイアームストロング公園。
その向かいにあるダナーズバーというところで呑む。
なんとも雰囲気のいい店。お客さんもみんな仲がいい。
実はジャズフェス期間中、裕美さんはここでアルバイトをしているのだ。
ドミニクでずっとビールを呑んでいて、ビールごときでなぜか酔っ払いのボクはウォッカで
さらに酔う。
裕美さんの仕事が終わるまで実にまったりと呑んで、帰ってワインを一杯頂いて就寝。
明日からジャズフェス。大好きなブラッククロウズが観たい。絶対観たい。
3時からなんだけど間に合うのかな・・・疑問。つーか不安。
  
  

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