バンドマスターの愚痴


その1 吾が音楽人生の巻 

その1の19、2度目のイカ天を終えて

ちょっと書きそびれたんで、補足します。
この2度目のイカ天出演に際し、同日昼間から夜(リハ頃)までと、翌日午前と
大学の同期のアッキー氏が同行してくれていました。
というのも、今回ワシが骨折してたもんで、ギリギリまで弾けるかどうか判らなかった為
ギリギリまで代役の可能性があったのです。
また、田舎者のメンバーの為に色々と気を遣ってくれました。
紹介と御礼を兼ねまして。


さて、楽屋に戻ってすぐ、『アース・ウィンド&ファイターズ』のフロントヴォーカル2人
(モーリス仁&フィリップ圭太)が
「バックスピンさ〜ん!良かったらこれから飲みに行きはらへんでっかぁ?」
「ああ、どうせまだ3時で電車も動いてないし、予定も無いし、行きましょ行きましょ」
「いやぁ、絶対ノッてくれると思ってたんですよぉ〜。何か同じ波長を感じたというか」(笑)

で、我々が着物を脱ぎかけると
「え、もうこのまま(の衣装で)行きましょうよ」
「いやいや、これは脱がんと」
「僕らこのまま行きますよ」

日比谷は何も無いから、とりあえず六本木あたりまで行こうということになり、
表に出てタクシーを拾おうと、アースの2人は、まったくあのノリのまま
まったくあの衣装のまま、「ヘ〜〜イ!タクシ〜〜〜!!」(爆)
ところが、タクシーは“変な黒人”と思うらしく、瞬時に車線を変えて逃げ去って行きます。
さすがの2人も、我々に
「すんまへん、タクシー止めてもらえまへんか」(大爆)


六本木の居酒屋にもぐり込み、朝まで色々な話で盛り上がりました。
サイドヴォーカルのフィリップ氏以外は、すでに東京に出てきて生活(活動)している事や
フィリップ氏が練習に参加できなかった為、
5月の本番前は、歌の練習ではなく振付の練習ばかりしていた
(大爆=ビデオで見ると、確かにフィリップ氏だけぎこちない動きだった)
など、爆笑裏話盛り沢山でした。


          ◆朝まで大盛り上がりの楽しいひととき◆

また、ビデオ「イカ天完全完奏版」の収録が彼らだけ遅れた理由も明かされました。曰く
演奏したのがコピー曲の為、出版元や放送事務所が、著作権の関係で、
本国へ色々と書類手続きをしていて、どうしても遅れる、という事。
で、本人達は
「著作権云々で本国って、オレらの演奏を本物のアースが聴きはる可能性もある訳でしょ、
スゴイ事でっせ。せやけど、あんな演奏とあんな格好で、怒られる可能性もありまんねんで(笑)」

モーリス仁氏には、この年の夏に出演したイベントにも掛けつけて頂きましたが、これは後述。


時は流れて、ワシも宮崎に帰ってきて、テレビで「UMKフェニックスジャズイン」の録画放送を見ていると
何んか見たことある人が!
『NORA & オルケスタ』で、NORAさんの横で唄ってるのは、モーリス仁ではないか!!
と思ってたら、NHK見てたら『BETCHIN’』なる3人グループにもモーリス仁の姿が!
何んだか、仮面ライダーのエンディング曲も歌ってたらしいし。
知ってる人が活躍されているのを見ると、こっちも嬉しいですね。

多分、もうちょい追記することになると思うけど、今回はとりあえずこの辺で。



【解説】

アッキー 〜 大学の同期のパワフルドラマー。ギターも弾いたりする。
         別名「カバヲ」
         我々のイカ天出演当時は東京で仕事していた。現在は地元兵庫県でこんなことしてる。


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