「太鼓節」
太鼓たたいて 人様寄せてナ
わしも逢いたい 人があるヨ
三根 倉の坂 坂まん中でナ
出船ながめて 袖しぼるよヨ
ついておじゃれよ 八丈ガ島へナ
荒い風にも あてはせぬヨ
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「くろはと」
くろはとの たみの ヤレ 小枝で
昼寝する コノシュンデコエ
昼寝して 花の ヤレ 散るのを
夢にみた コノシュンデコエ
十七が 親にヤレ 隠れて
歯を染める コノシュンデコエ
歯を染めて 笠の ヤレ 子紐で
歯を隠す コノシュンデコエ
十七が 掛けた ヤレ 情けは
濁り酒 コノシュンデコエ
濁り酒 絞り ヤレ とられて
粕ばかり コノシュンデコエ