2001.6.18 Viewsic公開ライブ “ASAHI SUPER DRY The LIVE V” 新宿loft
w/bloodthirsty butchers

『真スケーターズロック』

待ちに待った54 vsブッチャーズ夢の対バン!
Viewsicという加入してないCS番組の公開録画である。
ハガキ&メールによる応募制だったのだが、これが見事大はずれ!
そこで、 いつも後ろを向いているので顔を知らないことを逆手に取り
「俺54のリーダー☆」とか言って入ろうかと思っていたのだが
友達(神よ!)に譲ってもらって面影ラッキーホール。

しかしこの組み合わせ、54のライブでブッチャーズの吉村さんはよく見かけていたので
今までなかったのが不思議なぐらい。
ファンも俺が知る限り被ってるしこれからもガンガンやって欲しいものである。
続々と集まるファン。ブッチャーズファンの方がやはり多いか。
今日はたぶんライブで着るのが2回目の54デジタルTを着用。
会場内では「ビークルが・・・」なんて声もちらほら。司会がビークルの日高氏なのだ。
そういえばこの間ALLというアメリカのパンクバンドのライブを観にいったら
ビークルがシークレットで登場。最近よく会うねビーとクルセイダーズ。
「これからは54の71じゃなくて54な71と呼んで下さい」
なんて思わず笑っちゃったMCの後、まず最初に54-71の出番である。

「ハッ!?」
ステージ前に垂れ下がる幕の向かって右下の隙間から赤いものが見える。
もしやこれは噂の「スカムスパッツ」?
一時鳴りを潜めていた「スカム御洒落ファッション」であるが、
最近は過剰な袖切りを筆頭に復活の兆し。しかしこれが甘かった。
幕が全てあがって全貌が明らかになった。
「全身赤スーツ」
真っ赤な競技用スピードスケート用の全身スーツなのだ!場内から思わず笑いが起きる。
ピチピチのそのスーツ。印刷用語でいうと「金アカ」のど派手な色使い。
胸の部分を露にするのが「スカムスピリッツ」。
comくん情報によると→COWPERS→ブッチャーズ吉村さんを経由したという幻のスーツ。
54-71はスカコアである同時に、真のスケーターズロックの旗手なのだ。
・・・しかし顔はマジである。

ちょっと内容の話も。(いつも少なくてすみません)
これだけ見てると毎回の演奏の良し悪しがようやく判るようになってきた(←遅いよ!)。
そういう意味でロフトとは相性がいいのだろう。
gajiのレコ発のときも迫力はあったものの、
どうも最後までバランスが気になっていたのだが(特にギターの音)、
今日は音響の面でも大満足の全8曲!
若干の演奏ミスもあったようだが、逆に新鮮に聞こえてよかったりして。(ファン心理)
久しぶりのmarvinからrevealの流れはやはり圧巻。
この静寂から突然の狂った空気への流れに頭の中がぐちゃぐちゃにされる。
「セックス・54・ロックンロール」 やっぱり快感。54は麻薬である。
そしてクライマックスは終演後訪れた。
楽器を片付けるスカム氏が全身スーツのまだ見ぬ部分・・・帽子を着用したのである!
胸のチャックもきっちり上まで完全装着。
終わりよければ全てよし。日本の心、これが武士道である。
でもやはり顔はマジであった。
(誰か写真撮ってたら恵んでください)

余韻もさめないまま、久しぶりに観るブッチャーズ登場!
こちらも新譜発売を控え気合十分。 新曲も男っぽい出来栄え。
エフェクトのせいもあるのだろうが音がブ厚い!
轟音・・・そして演奏は限りなくは熱く。
俺にとってブッチャーズは数少ない「男」を感じさせるバンドの一つである。
(ブッチャーズの詳しいレポはフーリン君のを参照のこと)

終演後、会場で合流した仲間と近くの居酒屋で軽く一杯。
音楽談義に花が咲く。
みんな音楽の趣味がバラバラなのも、この辺りのファン層の凄いところ。
とても刺激を受けた。
日頃から興味津々のアキバ界隈のファッションについての現状も勉強できた。

近頃悩みがある。
この日の収録を果たして見られるのかどうか。
それが一番の問題である。

END

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