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第15話
宇宙コンピュータの反逆

 月に謎の球体が接近してきた研究施設にいたテッドはその光る球体に洗脳され、我を忘れてコンピューターのキーボードをたたき続ける。コーニッグ達は止めようとするが、そのテッドの行動を止めることは出来なかった。その速さは人間の限界を超えており、やがて死亡してしまう。
 その球体は月を謎の光でつつむと、惑星トライトンからきた物体であることをあかす。しかしアルファからの呼びかけには一切応答しなかった。
 カーター、ドノバンが球体の調査にイーグル3号で向かうが、電磁バリアに阻まれ、ドノバンは死亡、イーグルも月面に墜落してしまう。コーニッグとヘレナは墜落現場に急行するが、球体からの光を受けたヘレナは影も形もなくなってしまう。そしてコーニッグも意識を失ってしまった。やがてコーニッグはアルファで介抱される。そのころヘレナも突然姿を現し、アルファに収容されるが、ヘレナは元のヘレナではなかった。テッドと同じようにロボットのように動き出し、コンピュータのキーボードを人間業とは思えない速さで打っている。そしてその動きは止まることがなかった。このままではヘレナの命が危ない!光る球体の正体は惑星トライトンから送られた偵察機械で、テッドやヘレナを操って、アルファのコンピュータのデータを送信させていたのだ。
 その頃バーグマン教授は惑星トライトンがすでに存在してないことを発見する。光る球体は過去のプログラムのままに動いており、すでにデータを送るべき母星が存在しないことを知らなかったのだ。
 コーニッグ達は光る球体を止めるため、すでに与えられた指令は無意味になっていることを知らせようとする。球体とヘレナ、そしてアルファのコンピュータがつながっていることを利用して、巧みにコンピュータに細工、球体をつつむ電磁バリアを一時的に消失させることに成功する。この隙を逃さず、コーニッグは球体に潜入。
 球体はコーニッグに、惑星トライトンは何世紀にもわたって地球を観察してきたと語る。すでにデータを送るべき先がないことを球体に知らせるコーニッグ。球体はヘレナから送られてくるデータを検証してそれが真実であることを知る。自分の役割を終えた球体は自爆し、ヘレナは解放された。
 コーニッグは思う。まだ地球は存在してるのだろうか、と。


原題:Ring aroun the Moon
本国では第4話
脚本:エドワード・ディ・ロレンゾ Edward Li Lorenzo
監督:レイ・オースティン Ray Austin
ゲスト出演
 テッド・クリフォード : マックス・フォウルクナー Max Faulkner
宇宙